暑いですね。溶けそうです。
今週はアーケードヒストリーを放送中。
回を重ねるほどに調査も深くなっていきまして、今回も老舗店には一軒一軒の勢いでお尋ねして昔のお写真を提供して頂きました。
(放送期限の都合でまだまだ聞き取り調査したい店がありましたが間に合わず…。)
皆さん、番組の趣旨を伝えると快く写真や資料を提供してくださいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の取材を通じて、私が思ったのは「商店街のお店って誰のものか?」ってことです。
書類上は店主さんの物であり、土地は大家さんの物なのは当然なのですが、あれほどの時間 市民が親しんだ通りに存在しているわけです。
「これはもう、山口市民みんなのものじゃね?」という変な錯覚に陥りました。
商店街のお店の歴史は、地元で育った私たちの人生の舞台になっていることも多く、お店の昔の看板を見るだけでも 当時の音やにおいや出来事、友人との会話などがよみがえります。
私という人間を作り上げたいろいろな1ページの中に強く入り込んでいます。
きっとたくさんの皆さんも同じだと思います。
だから極論を申すなら「そのお店、もはやあなたのものだけじゃないよ。」と。
(いあまぁ…あなたの物なんですけど…。)
…何を書いてるかよくわからないですね。
ああ、僕も自分の気持ちが文章で表せないのがもどかしい。
ほとんどのお店は新装開店の時や家族が増えたりとかのタイミングで、店先できれいなお写真を撮っています。
これって 私の家でも同じなんです。
松田家でもよく玄関先で撮った家族の集合写真が残っているんですけど、まあ他の人はマジで興味ないですよね。
誰が私のじいちゃんの顔や昔の我が家の写真なんて見たいでしょうか。
普通の家のアルバムなんて、その一家だけの物です。
それが商店街のお店の写真となると、これは全く異なる意味を持ちます。
あるお店の家族写真はその一家にだけ貴重なわけではなく、山口市民にとっても意味を持ちます。
「ああこのお店の佇まい懐かしい!」
「この店の大判焼き覚えてる!」
「隣にあったお店で買い物した!」
私は見せて頂いた写真で感涙にむせぶのです。
他人の家の写真によってこうも心を揺さぶられるなんて、考えたらおかしいことですよね。
だから商店街でお店を持つ家族のアルバムはイコール山口市民の歴史的財産でもあるともいえるのです。
まるで松下村塾が吉田松陰の子孫だけの所有物でないのと同じように。
そうは言っても個人情報がうるさい時代です。
「我が家の写真なんか見せないよ」というお店があって当たり前です。
しかしそこは皆さんわかっていらっしゃる。
「皆さんが懐かしんでもらえるなら」
と快くアルバムを開いてくださいました。
これは商店街のそれぞれのお店が山口のメインストリートに店を構えてきた誇り・覚悟をお持ちだからに他なりません。
自分の家(店)の歴史は山口市の歴史の一端である。
山口の市民の皆さんとともに生きてきた一族なのだと。
私、ちょっと大げさでしょうか(笑)
今回の番組で皆さんの思い出の1ページ探しませんか?
道場門前のお店の方々が、郷愁のひとときに協力してくださいました。
そして贅沢を言えば昔を懐かしんだ後、少しでも商店街について考えてみませんか?
久しぶりに歩いてみませんか?
良いものに出会えば、買い物してみませんか?
そうすればきっと今日の出来事も10年後、20年後、また懐かしい思い出として人生の1ページを彩ってくれるはずです。
商店街ループです。
私の人生のいろんなページにアーケードは存在していてほしい!
商店街大好き!!愛してる!
私はこういう思いでいっぱいなのであります!!
ディレクター 松田大輔
今日は海の日だそうですね。
お腹がへっこんだら海に行きたいなと言い続けて15年。
今年も海に行く予定はありません…。
さて前回更新から2週間ぶりの企画はアーケードヒストリー。
お待たせして申し訳ございません。
山口市の道場門前商店街の完結編です。
もうこの企画も5回目なのでご存知のかたも多いかもしれませんが一応の企画の説明をしておきます。
商店街で「このお店は創業何年?」「今の店の前には何がありました?」という質問をして商店街のお店の遍歴を調べるというものです。
今回でどうもんの端まで行きましたので、道場門前編は一応これでおしまい。
ただ、想像できるかもしれませんが、この企画にはゴールが無いのです。
一人一人のアーケードの思い出を切り取っていけばそれは無限に広がっていくからです。
人によってまた別のヒストリーが存在します。
放送がきっかけになり写真や資料などが出てくれば今後特別編などとしてお送りすることもあるかと思います。
今回はどんな道場門前のエピソードが出てくるのかお楽しみに!
(今回登場のお店)
さぽらんて、(旧)杉本スポーツ、シライシ、(旧)キャラ、清香園、遠藤中央薬局、多田、桑原大内塗店、村上洋傘店、近江屋、前田洋服店、(旧)旭堂菓子店…などなど
たくさんの先人が作り上げたアーケードのありがたさもう一度みつめてみません!?
まあ、山口市以外の人がご覧になった時のテンションが少し心配ですが、昔を懐かしむ気持ち、商店街のわいわいした思い出は共通するところも多いと思います。
どうぞ他の地域の方は、自分の街の商店街を思い浮かべながら見て頂けると幸いです。
また思い出したころブログ書きます!!放送に入りきらなかったエピソードも多いので!!
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
今週は私の都合もあり先週とほぼ同じものが流れとります。
更新を楽しみにされていた方、大変申し訳ございません。
次回の更新は7月15日(月)~になります。
私は現在、来週放送の「アーケードヒストリー」の取材の為、ほぼ毎日道場門前商店街に出没しております。
いろいろな皆さんの昔話を聞いたり、古い写真を借りに行ったりしています。
カメラマンと一緒に出掛けているわけではないのでその様子がテレビに映ることはありませんが、大切な仕事です。
ここで集めた情報や写真は精査して来週の放送に盛り込もうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
ですので次週の告知をここで!!
「アーケードヒストリー」(山口市道場門前商店街 さぽらんて~遠藤薬局さんまで)
・登場するお店(7/8現在)
(今は無いお店)杉本スポーツ/旭堂/苑屋(店名変更)/桑原大内塗店(移転)/…ほか
(現役店)近江屋/シライシ/遠藤中央薬局/やまぐちさん/前田洋服店/…ほか
来週のお知らせばかりになりましたが、今週の放送もまだご覧になっていないかた、ぜひ見てくださいね!!
どさけん長谷川わだ、3人ほんと何にも台本もなしに話してくれるので、助かっています。
よいチームだなあと思います。ゴールまでたどり着けますように!!
番組内で告知している「滝遠足」は今の所8月中頃の土日祝のいずれかになると思います。
番組では「遠足のしおり」をお送りして、当日はみんなで滝見ながらお弁当でも!と思っています。
楽しい一日になりそうです。
どうぞたくさんの方と会えますように!!
ディレクター 松田
7月になったとさ!
「時間が経つのが早い」というのも言い飽きましたが、やっぱり時間が経つのが早いと言わずにはおれません。
この間「時間が経つのが早い」と言ったばかりなのに、もうこのセリフを言うことになるとは(笑)
人生は「時間が経つのが早い」と言っているうちに終わってしまうのではないかと冷や冷やです。
マジでやりたいことから早めに片づけてしまわなくては!
焦る7月1日。
しかしやる気のでない月曜日。
こうしてまた、無駄に時間が経つのであります。
今週は放送開始1年を迎えた「絶景!滝見物 落差1000」について出演者3人が思い出話などをする特別編です。
ケガもなく事故もなく1年を迎えられてうれしい限り。
しかもたくさんの人が「滝カード」を受け入れてくれて私たちは幸せ者でございます。
これはすべて視聴者と出演者のみなさん、滝の藤田さん・カメラマンさん他のスタッフのおかげです。
ありがとうございます。
これからも安全にきれいな滝の姿、そしてたどり着くまでの苦しみの様子を余すところなくお送り出来たらと存じます。
今回は大切なお知らせが2つ!
1つ目は「滝遠足」企画ツアーについて
私たち出演者と一緒に近郊の滝を巡って思い出に残る一日を過ごしませんか!?
具体的な日時がわかり次第募集を行う予定です。
夏休みに入ってからの土日祝日で考えております。
参加者には限定の滝カードをプレゼント。
今後の情報をお待ちください!
2つ目は「滝カード」3枚目4枚目のver.2の件。
かねてから品切れ状態だった滝カードの3枚目「犬鳴の滝」と4枚目「車巻の滝」ですが、再発行いたしました。
キラをなくしているほか、若干のデザインの変更もあります。
お持ちでない方どうぞ!!
そしてこの2枚の再発行で、現在すべてのカードが「在庫あり」になりました。
この機会に集め始めてみるのはいかがですか!?
集め方は会社1Fの編集室に取りに来られるか、郵送でも受け付けています。
あて先は前のブログをみてください。
実は この日のロケは美祢でそうめん流しをしながら行うつもりでしたが、雨天中止のため、道の駅おふくで行いました。
また、日を改めて伺いたいと思います。
※お断り
ディレクター取材につき次回更新は7月15日月曜日とさせて頂きます。
アーケードヒストリー(道場門前商店街 完結編)をお送りいたします。
松田大輔
大変遅くなりましたが、26日夕方、滝カード到着しました。
何名かの方が本日朝より会社に来てくださいましたが、到着前でお渡しすることができず大変ご迷惑をかけてしまいました。
明日27日よりお渡し可能ですので、よろしくお願いします。
なお、郵送の方は前回の17枚目と合わせて7月3日(水)以降にお送りします。
お待たせすることもあるかと思いますがよろしくお願いいたします。
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
今週も防府市の滝の続きです。
地元が映ると思わず見ちゃうのでしょうか。
久しぶりに防府市を番組で取り上げたところ、防府市の方からのプレゼントの応募やメッセージをいつも以上にたくさん頂きました。
ありがとうございます。
今週は久兼の赤山の滝、もう一つは山口市徳地の志手原の滝をお送りしております。
風景印時代は何度も防府市を訪れていましたが、リニューアル以降の1年間で 防府市でちゃんとロケをしたのは、たぶんこれが初めて。
宇部市は宇部マニさんがいつもどえらいネタを放り込んでくれますし、山口市はアーケードのかなりディープなところまで紹介しています。
てなわけで防府市が少しお留守になっておりました。
もっと防府へ行かなくては!!
ぜひ防府の皆さん、面白い情報などがあれば教えてください!
どさけんさんが遅刻もせずに駆け付けます!!
私は「迫戸町にある円形の水路はかなり面白い」と狙っているのですがまだ実現してません。
もちろん美祢市も忘れていませんよ。
先日の仏坂隧道もそうですが、美祢市には隠れた…というより秋吉台・秋芳洞という観光資源があまりデカすぎるため光の当たらない名所が数多く存在しています。
ぜひ美祢市も掘り下げたい!
と、こうなってくるとにエリアが狭いとは言え、私一人ではとうてい手に負えません(若干の愚痴)
だれか「私も番組作りたい!」という熱意のある人はいないでしょうか!?
いらっしゃったら、こっそり私に言ってきてください(まあまあ真面目)
こんな話をしましたのも 先日、風景印のDVD11弾で表紙になっている冨田君が、テレビ番組をつくる技術会社に就職することが内定したと連絡があったからです。
yabやtysなど県内の局でもカメラや音声などで入っている有名な全国組織の技術会社です
配属先は決まっていませんが、もしかしたらいつか一緒に仕事をすることもあるやもしれません。
嬉しいこと、この上なし!
中学生の時にこの番組のファンになって、そのマニア度を争うクイズ企画に参加してくれたことがきっかけで番組制作に興味を持ってくれました。
その後高校で映画部に入り、その後福岡の専門学校に入り、いよいよ夢が叶うところまでたどり着きました。
就職後、きっと上司や先輩から厳しい言葉を投げつけられたり、自分の理想とはかけ離れた仕事をさせられたり、思うように実力が出せず壁にぶつかることもあると思います。
どうかそのたびに困難を乗り越えて、楽しい番組を作れる一員となって大いに活躍をしていただきたいと切に願います。
そして理想を言えばいつか地元に帰ってその能力を発揮し盛り上げてもらいたい!
私は今、小学校の近くの川にアユやホタルを放流する児童の気持ちでおります。
「大きくなって帰ってきてください!」みたいなやつ。
何の世界でもそうですが、モノ作りとは最低限、熱意のある人が携わるべきです。
そうでもない人が作るものは良いものではありません。
甘い物が苦手な人が作るケーキも、おしゃれに興味がない人が作る洋服も、たぶん良いものにはなりません。
テレビ番組もそう。
惰性や義務感で作るのではなく、視聴者の人がどうしたら喜んでくれるかに日夜おでこにしわを寄せて考える人こそテレビをつくるべきです。
そうでないともう、見る人も作る人も、全員の不幸です。
さあ、ここで言っておきましょう!
皆さん、ご安心くださいませ。
私めはテレビ大好きっ子でございます。
さらに私だけではございません、幸運にもこの番組に携わるみんながそうなのです。
熱意が先に来て 実力不足の点は否めませんが、少なくてもテレビが好きな人がテレビを作っています。
その結果面白くならなくても、あるいは幸運にもよい番組になったとしても、どちらにしろ最後には涙を流すことでしょう。
悔し涙なのかうれし涙なのか、これは好きな人にだけが流れる涙です。
さあ!そんな私共が手塩にかけて作り上げた赤山の滝カード、一枚お手元に置かれませんか(笑)
6月26日(水)より配布スタート!!
いつも作ってもらっている大阪の印刷会社がG20大阪サミットの為、配送に影響が出る可能性があります。
配布準備ができ次第、こちらでもご報告します。
松田大輔
おはようございます。
一個前のブログがあまりにもそっけなかったので、追加で書こうと思いなおしました。
昨日私は代休を頂いていましたので、今日来てみるといつも以上にたくさんのメールが届いており、びっくりしました。
さすが豪華賞品のパワーは違うなと思いました。
詳細は前回のブログでどうぞ!まだまだ募集していますよ~!!!
プレゼントの応募の際にこんなご意見が。
「今回は、滝というより岩じゃん!」
まさにそのとおり!実際に目で見た私がそう思うのですから相違ございません。
あれは岩でしたね(笑)
つまり今回は「岩カード」が発行されているということになりますが、みなさんこれまで通りコレクションの一つに加えてください!
水量が多い時の映像もいずれご紹介したいですね。
ただ、あの岩、10年前の豪雨災害で形が変わって今のような姿になっているんです。
以前は画像左半分が階段状になっていいましたが、災害後右半分が土砂で崩され、横幅が広くなり、また地面も土砂で埋まり落差も少し縮まったとのこと。
流れる水も左右に分かれる形になり、これが要因で水量が少ないのかもしれません。
滝というテイは成していますが、やはり以前の滝をご存知の方はその変化に驚いていられるかもしれません。
昨晩にも地震がありましたが、やはり自然の力というものは人の想像を絶します。
あれはもう10年前なんですね。
私は山口に帰ってきてすぐだったのですが、こんなに大変な災害を間近で(しかもメディアの一員として)体験したのは初めてでした。
この滝カードを見て、自然の驚異についても思い出して頂けると紹介した甲斐があるというものです。
引き続きよろしく存じます。
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
ずいぶん長いブログを書いていたのに消えてしまいました。
同じことを書こうと思いましたが、調子悪くまた消えました。さすがに面倒くさくなりましたので、書いていたことを箇条書きにします。
・どさけん池の水に映ったそう。うれしい。
・先週の隧道企画どうでした?またやるかも。マイナーでごめんね。
・そもそもマイナーて何だろう?
・マイナーとポピュラーについての考察。
・マイナーもそこで安住していてはダメだ。多くの人に見てもらえるような努力が必要。
・ま、今回は滝だけどね。こっちもマイナーだね。
・んで、滝カード17枚目でます。
・プレゼントあり
ソニーのポータブルプロジェクター 1名様
ダイソンのハンディークリーナー 1名様
内容はごそうぞうください
松田大輔
今週月曜~水曜は市議会中継の為、①10:40~②14:40~の放送回が休止です。
初回放送は19:40です。よろしくお願いします。
おはようございます。
今週は健康診断があるので仕事終わりにウォーキングをしようと思います。
いまさら感半端ないのですが。
さて先週から突如始まりました「隧道どうでしょう」
プレゼントもないのにまあまあたくさんの反響のお便りメールがありました。
まず、番組で表示した本家「水曜どうでしょう」の放送年月日がまちがっているとのこと。
番組内で1998年~2002年としていたところ、正しくは1996年から放送開始されていたとのことでした。
大変申し訳ありませんでした。私の確認不足でした。
さすが伝説の番組はすごいです。ファンの方の熱量も半端ない…。
放送年月日は間違えておりますし、パクり方も強引で、長谷川さんは「知らん」と言ってますけど、私はこの番組を尊敬しております。
いずれこの番組について語りましょうね。
この度はタイトルもじってごめんなさいね。
そして、多かったのが「とがりすぎてる!」との声。
確かに…。
私もあまり山口県の番組でひたすらトンネルに行ってるって画は見たことがありませんでした。
まあ、滝も風景印も見たことなかったですが、やはりトンネルは……。ねえ。
ただ放送してみて思ったのですが、このような「廃トンネルを考える」ということは「地域の人の流れ」そのものだということに気づかされたのです。
時代に沿って人の流れ、物の流れの変化が如実にみてとれたのです。
☆例えば萩市の鹿背隧道について
①江戸時代 参勤交代などで萩から瀬戸内海の防府へ抜ける道(=萩往還)があった
→県都が山口に移り、萩の交通の便を良くして、再興を図りたい
→明治初めの混乱期、道路にまで手が回らないので西南戦争後に道路改修の動きが加速。
②明治16年 鹿背隧道が完成。県内で初めての石造の隧道。
→これにより悴坂を登る必要がなくなり萩~明木の道が楽になった
→大正2年には県内初の自動車も通行。しかし広い道幅の必要性が生まれる
③大正9年 萩から川上村を回り明木へ通じるルートができる
→少し遠回りだが、萩と山口を結ぶメインはこのルートが採用され、鹿背隧道はマイナー路線になる。
→これが昭和の間ずっと続く。
④平成9年 萩から明木へ最短で結ぶ萩有料道路が完成。鹿背隧道の西隣にできた。
→萩から山口へ行くときにはこちらの交通量が増加。
→鹿背隧道はいまだマイナーなままだったが、存在価値が見直され文化財に指定
→隣の有料料金(150円)を避けるため、交通量が少し増加した。
⑤平成22年 萩有料道路が無料化
→わざわざ鹿背隧道を通るメリットがゼロに。
→私たちのようなとがった番組しか目をつけなくなる
つまり萩から山口へ向かうメインルートは明治以降何度もチェンジしているわけで、鹿背隧道に注目するとその歴史が非常によくわかるのです。
私は萩に祖父母が住んでいたため山口と萩をよく行ったり来たりしましたが、まさにこの流れを体感した一人です。
小学生時代は③の川上ルート、その後急ぐ時やお金を払っていい時は④の有料自動車道ルート。
大学生のノリノリの時はたまに怖いもの見たさで鹿背隧道ルート。
今では⑤の無料道路しか使いません。道の駅もたくさんの人がいますよね。
あのトンネルはこうした近隣の人の流れをずっと見てきた生き証人。
だから番組で紹介する意義が多いと思いますが、いやそれでもやっぱり「とがって」ますねぇ…。
実は今週はもっと「とがって」ます。
どうぞ柔らかい気持ちで見てください。
(三隅の榎谷隧道での一コマ)
(美祢ー宇部を結ぶ某隧道で…)
くわしい話はまた今度。いっぱい話したいことがありますので!
健康診断の後に即入院ということにならない限り、ブログに書こうと思います。
ディレクター 松田
DVDの件、もし再生ができないなどの不良がございましたらどうぞご連絡ください。
ご対応いたしますのでよろしくお願いいたします。
(2018年大棚トンネル)
おはようございます。木曜日です。
さてさて、今週の放送について少しこぼれ話を。
まずタイトルがくだらなかったですね。
「隧道どうでしょう」
長谷川さんにいたっては「知らん!」とのコメント。
パクった挙句に知らねーよと突き放すあたり、元ネタへのリスペクトが足りてませんね。
ファンの皆さんごめんなさい。
(#1鹿背隧道)
タイトルは後付けで企画自体は今年の3月に宇部マニさんにとある隧道を紹介してもらったのがきっかけでした。
私もトンネルの雰囲気は以前、大棚トンネルで体験していて大好きだったのですが、今回紹介して頂いたものはそのさらに上をいくようなマニアックなものでした。
(おそらく来週登場します。)
これを放送するために逆算で動き出したのがこの度の企画でした。
取り急ぎ放送尺に足るように、その隧道含めて3か所をリストアップ。
調べてみると古いトンネルって結構残っているものなのです。
4月に急遽ロケを組み、タイトルはあの人気番組から拝借しようと相成ったのです。
1つ目は萩市にある鹿背隧道。道の駅萩往還の裏にあります。
山口県で一番古い石造隧道とのことです。
完成は明治17年。
いや~そんなものがまだまだ現役で使われているんですから驚きですよね。
調べてみるとこの隧道の建設にもドラマチックなエピソードが数々ございました。
Q.まずなぜここにドンネルが作られたか!?
これは幕末に萩から山口に県都が移動し萩の賑わいが失われたことが一因になっていました。
萩への物流を盛んにするために瀬戸内海側の小郡との大動脈が必要だと。
それにはここにトンネルの建設が必要だと。
Q.そして建設はどのように進められたか!?
まず県議会で萩と小郡区間の道路改修が決議されます。鹿背隧道はこの工事の一環として行われました。
萩小郡間全体の総工費は約5万2000円。
資金の内訳は県民の税金が半分弱、近隣の住民の寄付金が半分強。
当時はお金持ちが社会に貢献するために自ら金を出すかっこいい文化がありました。
(今なんて金持ちほどせこいですもんね。現世の金持ちも見習ってほしいものです!)
そして総工費の区間別の内訳。
小郡と大田間17kmには約1万2400円。
大田と萩間24kmには約2万6500円がかかりました。
そして、わずか180mの鹿背隧道にかかったお金は、なんと約1万3200円!
いかにこの180mが勝負だったかが支出金の割合からも見て取れますよね。
石材加工の仕事を請け負ったのは大分県と周防大島久賀の石工職人が多かったそうです。
周防大島久賀の石工職人はこののち防府と山口を結ぶ佐波山隧道の工事にも派遣されたほか、琵琶湖と京都市を結ぶいわゆる琵琶湖疎水という水路建設にも従事した記録があります。
本当に腕の確かな人間をブッキングしたわけです。このトンネルにかける意気込みが伝わってきますね。
これは確実にプロジェクトXができるほどのエピソードです。
いつか私は隧道プロジェクトXを作ってみたい!
(どこかのお金持ちが製作費を寄付してくれないかな…。)
次回以降いろんな隧道が登場しますが、すべてにおいて物語がありました。
トンネルのわくわく感に加えて、当時の苦労話なども紹介できればと存じます。
PS.昨日はどさけんさんの誕生でした!!おめでとうございます!!
今年はどんなケーキをお渡ししようかな…。
ディレクター 松田
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