隧道の下見に合わせて、下関市で一つのドキュメンタリーを見ました。
これはまあ直接は番組とは関わっては来ませんが…。
「懐かしの路面電車 復活上映会」というものです。
下関市に昭和40年代まで走っていたチンチン電車の映像と、そも証言などで構成されたドキュメンタリーです。
私は知らなかった歴史ですが、映像からはあそこはあの場所だな…と思いながら見させていただきました。
下関のシーモールの小劇場で公開されていたのですが、もう劇場は満員。
1時間おきに公開されるにも関わらずです。
当時の思い出や歴史というのは本当に心に焼き付いていて、もう一度見たいという欲求というのは高いのだと知らされました。
私もアーケードヒストリーをやっている身としては、これを見習っていつか商店街などで上映してみたいと思いました。
本当に昭和のことをやれるのは時間がないのです。
ディレクター 松田大輔
今週は私が取材活動をしておりますので放送は休止です。
それゆえに先週と同じ大寒みそぎを放送しております。ごめんなさいね。ご報告が遅れました。
2週連続で岡藤君の乳毛をご覧くださいませ!
「お前が取材するからといって何で放送が休止になるんだよ!バカ!」
…と言ってくださる方は、結局番組を楽しみに待って下さるファンということですから私は喜ばないといけません。
「おお!そうですか!そうですか!取材頑張ってくださいな!取材の結果を楽しみにしてるよ!」
…と言ってくださる方は本当に心の優しい方。私は皆さんのような視聴者に囲まれて幸せです!
「知らねえよ!なんだよその番組!!バカ野郎!!」
…と言ってくださる方はそもそも番組をしらない方ですので存在しません。
結局どっちに転ぼうとも、私は開き直ってプラスに受け止めることにし、とりあえずはこの期間を番組制作のためのインプット期間にあてようと思っております。
…とはいえお休みすることは本当に心苦しい。
多くの視聴者さんは信じられないと思いますが、この番組、月曜日の番組更新を本当に楽しみに待っておられる方がございます。
月曜日からその方の楽しみを奪ってしまいました…。
私はその方の顔が浮かび、申し訳ない気持ちでいっぱいです。どうぞお許しを頂ければと存じます。
ついでに申し上げますと次回の更新は2月17日月曜日。
そしてまた1週間休んでその次の更新は3月2日月曜日です。
今月は隔週の更新とさせて頂きました。改めてご容赦を頂きたく存じます。
お詫びにはなりませんがこの休養期間の取材活動をこちらで逐一更新していこうと思います。
番組を休む代わりに、ブログの頻度を上げます。
とりあえず2月8日の土曜日はあのメンバーとロケハンに行ってまいりました。
「隧道」です。凝りもせずシーズンⅢを狙っています。
下関方面を中心に4つほど隧道を訪問。
ロケハンということでほとんどカメラを回さなかったのですが、長谷川さんと宇部マニさんがこれ幸いと本当にマニアックな話をするのです。
これまで過去に2回ほど隧道企画をしておりましたが、どうやらあれは上っ面のことをなぞっただけだったようです。
どうやら あの人たちはカメラ回ってる時は、一応視聴者さん用にチャンネルを合わそうとしていたみたいです。
まだまだマニアックで、ぜんぜんチャンネルあってませんけどね
今回あがった話を一つ紹介。
宇部マニさんより「隧道の作り方」を聞きました。
これまでも少しは聞いていた気がしましたが、今回は時間も多くちゃんと理解をすることができました。
隧道を作るときに大事なのはトンネルの上にどれだけ土被り(どかぶり)があるかどうか。
※土被りというのはトンネル上部にある土(岩)のこと。
ほら小さい時、砂場でトンネルを作ったことあるでしょ。
まずは山を作ってそこから穴を掘り始めますけど、山が大きいほどトンネルは掘りやすく丈夫なものができますよね。
多分、圧力の関係ですよね。物理の分野かな。
だから大きな山ほどトンネルの強度は強く、工事もバンバンできるわけです。
問題は小さな山にトンネルを作らないといけない場合です。
土被りが少ないと作るときに崩落の危険が高くなってしまいます。
宇部マニさんによるとこういう場合は「切通し」というやり方で隧道を作るそうです。
山に穴を掘るのではなく、まず山をぶった切って道を作り、その後、できあがった道の上部に蓋をするような形でトンネルを作るというやり方。
道に屋根を作ってトンネルにするイメージです。
トンネル化することで両サイドの崖からの落石から道を守り、完成後の保守点検を容易にするメリットがあります。
宇部マニさんから以上のような説明を受けて、私はこんな単純なことすら知らずにこの企画をしていたのかと愕然としました。
思うに私はこれまでその隧道ができたことで「周囲の人々の暮らしがどう変わったか」「どう便利になったか」ざっくりとこんな方向から番組を作ってきました。
一方、宇部マニアックスさんは極めて技術的な見地から隧道を見ています。
当時の技術者が「なぜその場所にトンネル建設を思い立ったか」そして「後世に残すためにどんな材料やレンガを使っているか」
つまり私は隧道を見て「使う人の目線」に立っていましたが、宇部マニさんは「作る人の目線」に立っていたのです。
これは大きな違いです。
例えばあるラーメンを見たときに私はまず「どんな味?」と思うのに対して、宇部マニさんはまず「店主はどこの寸胴鍋を使ってる?」と考えるみたいな。
これはもう思考の回路の違いで、もちろんどっちが良いとかの問題ではなく、物事は多角的に見る必要があるということの良い事例だと思いました。
長谷川さんはそこにあった標識やJRの境界の石碑などを解説。私はこれまでの人生でそんなとこ見もしなかったのに…。
私が宇部マニさんや長谷川さんに助けて頂いているのはこういうところなのだなと改めて思った次第です。
2人のおかげで番組に厚みが出ていたし、これからも出ることでしょう!!
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
昨日からの放送では告知を入れさせていただきましたが番組の更新について、2月は少しイレギュラーになります。
2/3(月)~2/16(日)「大寒みそぎ」←現在放送中。計2週間の放送となります。
今後の放送の取材・ロケハンなどの為です。大変ご迷惑をおかけします。
次回の更新は2月17日からです。滝企画を予定しております。
今しばしお待ちくださいませ。
また、以前に番組内ではお知らせをしたかとは存じますが「風景印220景RE」がこの度下関市のJ:COMさんと岩国市のアイキャンさんでも放送されることになりました。
これで県内5局となります。たくさんの方に見て頂けるようになり嬉しい限りです!
どうぞよろしくお願いいたします!
https://c.myjcom.jp/jch/shimonoseki/ (J:COMさん)
https://www.icn-tv.ne.jp/news/12-1.html (アイキャンさん)
昨日、家でたまたまテレビをつけたら「風景印220景RE」をやっていたので懐かしみながら見ました。
田布施町の城南郵便局でした。このロケから冨永カメラマンにチェンジしたのでよく覚えています。
その題材が同姓の冨永有隣さんという歴史上の人物。これも何かの因縁を感じたものです。
久しぶりにこの回を見ましたが面白かったですねぇ。(自分で言っちゃう。)
我々は本当に運が良い!
この時も田布施郷土館で素晴らしい方に偶然出会うことができ良い話が聞けておりました。
日曜日まで放送しているので、どうぞご視聴くださいませ。
「風景印220景RE」(6:40(日曜除く)/18:40(金曜除く)/23:20)
2/7 17:45 追記
本日風景印DVD12弾を発送しました。(一部)
枚数が多く、私のキャパをオーバーしてますので少しずつの発送となります。
とりあえず本日は20通。
明日(土曜だけど業者が来れば)27通の発送予定。
順次、来週にかけて合計80通ほど送りたいと思います。
なかなか先が長い作業です…。応募された方はもうしばしお待ちください!!
明日は私ロケハンで下関市へ行きます。ハッセー、宇部マニ、岡藤君と一緒。
15時からはシーモール内でちんちん電車の”勉強”をさせてもらおうと思います。
番組に生きたら嬉しいと思います。
ディレクター 松田
3週連続で発行しました滝カードですが本日発送しました。
この期間に応募された方にはもれなく3枚セットでお送りしています。
今回で28枚目です。
ここまで集めたあなた!ぜひ最後まで集めてください!
そしてまだ持っていないと言うあなた!
過去の物も在庫がありますので(5と6と7は在庫切れ直前)どうぞ今からでも集め始めてくださいね。
テレビ東京の某番組でロケスケ(ロケのスケジュール)を流出させるという一種の広告演出がされたというのが話題になっておりますね。
真似して今週のロケスケを流出させてみました。まあ放送後の物ですが…
↑今週放送分と先週のインタビュー部分の撮影の台本とスケジュールです。
こうやって岡藤君をだましました(笑)
ウチの番組はおそらくロケスケを流出させても大きな問題が起こりませんので、次回は事前に流出させてみようかと思います(笑)
なお風景印220景DVD12弾はもう印刷ダビング作業も佳境です。もうすぐ発送ができると思いますので応募された方は楽しみにしていてください!
(待たせすぎでいつもすみません。)
ディレクター 松田大輔
まず先週の放送の反響から。
なかなか好評で何人かの方から「今までの滝で一番面白い回だった」という声を頂きました。
何人かが一様に一番面白いとコメントをくださったので、良かったのでしょう。
私たちは一番しんどかったんですけど。
三味線滝の滝カードは配布スタートしております。まだの方はぜひ!
郵送の方はF26から3枚セットで水曜日以降にお送りします。
その三味線滝のロケの時の話。
滝に行くまでの私の心境はこうです。
「しんどい」「やばい」「どさけんさんの膝、大丈夫かな」
「冨永さん大丈夫かな」「長谷川さんは大丈夫かな」
厳しいのは帰り道。ずっとキツイ登り道ですから。
私はいわゆる第3グループで冨永さんと長谷川さんに付き添いました。
当時の私の心境を思い出しながら記します。
「いや、冨永さんだいぶきてるな」「長谷川さんもやばいな…。」
「藤田さんもへとへとだ。」
「どさけんさん見えなくなったなぁ。」
「おっ、冨永さん。こりゃだいぶ息上がってるな。」
「長谷川さんより冨永さんのほうがやばいな…。大丈夫かな?」
「あれ?冨永さん座って休もうとしないな。」
「そういえばマダニが怖いからお尻を地面につけないんだってこないだ言ってたな。」
「だから膝だけ地面につけて土下座体勢で休んでるんだな。」
「膝にはサポーター着けてるからOKなんだろうなぁ。」
「でも今、そんな場合じゃねえよ。」
「優先順位の付け方がおかしいよ。」
「普段ならいいよ。マダニのこと気にするのはさ。」
「でも今は非常事態じゃねえかよ。」
「マダニに刺される前にヘロヘロで死んじゃいそうじゃねえかよ!」
「そして暑いんだろうな。汗びっしょりだ。」
「川の水でタオルを冷やしたら気持ちいいですよって言おうかな。」
「いやだめだだめだ。」
「どうせ大腸菌がどうのとか言うぞ。」
「だいたい人の言うことなんか全然聞かないんだよ。」
「お昼もちゃんと食べた方がいいですよって言ったのに。」
「いつもウイダーインゼリーしか食べないしさ。」
「休みましょうって言ってもボクは大丈夫って言うんだろうな」
「絶対大丈夫じゃねえのに。」
「最悪、俺がおんぶだな。」
「でも自分で歩くって言うんだろうな。」
「困ったなぁ。」
「前のやつら戻ってきておくれよ!」
…と思っておりました。
本当は自分のことで精いっぱいなのですが、私は現場の責任者でもあるので、ロケを安全に終わらせないといけません。
ですから最後に冨永長谷川コンビがゴールした時にはどんなにほっとしたか。
こういう時はもうテレビとかどうでもよいんですね。元気であれさえすれば。
ちなみに冨永さんはゴールしたらウソのように元気になりました。
僕より早く元気になりました。
少し休んだら回復するんだと言っていました。
ここまでがロケの日のお話。
年が明けて、いざ編集となると今度は「画がないな。悔しい。」と思うんですね。
ここからはディレクターの自分になるのです。
「なんであの時おれはカメラを回してなかったんだ!」
自分への責めがひとしきり終わるとイライラは他人へ向けられます。
「だいたい若いあいつら、俺らを何で置いて帰るんだ!元気ならカメラ回してくれ!」
「冨永さんも長谷川さんも確かに年かもしれん。ただ日ごろの運動不足や!」
「だいたい藤田さんも藤田さんだ!何でこんな所に連れてきたんだよ!」
人間って愚かですよね。今ではあの時の辛さをすっかり忘れてます。
現実的に映像がないと困るので、当時どんなことを思っていたのかを皆さんにインタビューすることにしました。
撮影はあれから4か月後の1月21日に行いました。
まずは辛かった後ろのグループから撮影。
◆どさけんさんは自分の現状報告と当時の若手メンバーへの不満を赤裸々に語ってくれました。
「殺意」「ヤってやると思った」という最大級の不満の声を発しました。
◆長谷川さんは人間ができています。
他の人への不満というよりはしんどかった思いと迷惑をかけたことへの謝罪。
いやあ、優しい男です。
次にメンバーを見捨て、先に帰った若手グループのインタビュー。
◆わだりえさんはなぜ自分たちが先に帰ったのかを説明してくれました。
筋は通っていました。それはそれで思いがあったのでしょう。
ただ良心の呵責もあったようです。
「人間、最後は自分がかわいい」という究極のコメントが出ました。
私はわださんの正直な感想に心を打たれました。
しかし、どさけんさんのことに話が及ぶと、今までこらえていた感情が抑えられなくなったんですね。
彼女は吹き出して、思い出し笑いを始めました。
「笑っては失礼」だという感情でいっぱいだった風船が「どさけん」「ガードレール」という言葉ではじけてしまったのです。
わださんはとても人間的だと思いました。
◆一方、岡藤君はある意味ドライでした。「悪かった」という感情が希薄なのです。
先に帰った自分を優越感をもって「気持ちよかった」「もう一回行きたいですね」とニヤニヤしながら答えました。
「あの人たちは何で怒っているの?」
若さゆえなのか、先天的に嫌なやつなのかはわかりませんが、唯一、ゴール後の記録映像が残っているのは彼のおかげです。
彼がふざけていたおかげで、どさけんさんの「必死の生還」が「道路に寝てる変なおじさん」となり、シリアスが笑い変化しました。
そういう意味では一番テレビ向きだったのかもしれません。
いろいろ考えさせられる滝でしたがつらい滝=面白いという方程式が成立すると自分たちの首をしめるので、今度は簡単な滝でもどうにか面白くする方法を考えようと思います。
改めてたくさんの反響をありがとうございました。
ここまでが先週の話で、今週は特別企画として防府市春日神社の大寒みそぎに行ってまいりました。
どさけん・わだりえ・おかふじの3人が禊を経験しました。
岡藤君には黙ってみそぎを体験してもらいました。
どさけんさんの恨みも少しは晴れたかな(笑)
どうぞご視聴くださいませ。
詳しくはまた今度書きます。
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
今週はしゃみせん滝です。
これまでで1位2位を争う”厳しい滝”でした。多くの皆さんにはお勧めしません。
山が好きな人、滝に心を奪われている人、あと運動能力に長けた人のみ、行ってください。
私のようにインドアで、滝カードの為に滝に行っているような動機が不純で、しかも肥満体の人間には不向きでございます。
いや~厳しかった…。
あまりに厳しく、帰り道はカメラをリュックにしまい込んで1秒も回していませんでした。
映像素材が少ない中、改めてメンバーに集まってもらって当時のことを語っていただきました。
そしたらコメントが出るわ出るわ。
ロケをしてから4か月も経っているというのに、心にたまったどす黒いマグマが一気にあふれ出すようでした。
(みんないろいろと思うことがあったのね…。)
それぞれの感想の違いに注目してご覧くださいね。
滝カード28枚目「三味線滝」は2月3日(月)からの配布です。
26枚目「鼓の滝」と27枚目「白滝」については現在配布中ですのでどうぞお越しください。
郵送希望の方は上記のメールフォームでお申し込みください。
今回は3週連続の発行になったので3枚目の申込期間終了を待って、3枚セットにしてお送りします。
エントリーは2月5日(水)までです。
なお1月中に放送すると告知していた「アーケードヒストリー米屋町商店街の後編」は滝シリーズの盛り上がりにより、2月以降の放送とさせて頂きます。
楽しみにされていた方、ごめんなさい。
ディレクター 松田大輔
おはようございます。
昨日は朝の3時に起きて4時30分に会社に集合。ある行事に参加してきました。
後日「にんげんのGYO(行)」という企画で放送しようと思います。
さて!何の行事に参加したのかな?答えはまた数週間後。
そして、今週の放送は「絶景!滝見物落差1000」
これまでの滝でベストオブ滝壺との評価が下された白滝へ行っております。
ロケをしたのが昨年の9月の晴れた日だったので、強い日差しのおかげで美しい滝がより美しく見えたのだと思います。
冬の今はどんな感じなのでしょうか?
←すごくない?滝カードも美しくなっております!!
配布開始は1月27日(月)よりスタート!
郵送希望の方はメールはがきファックスで!!
この滝にはぜひ皆さんをお連れしたいので、温かくなったら第二回滝遠足~バスツアー~でも組んで行ってみたいなぁと勝手に思ってます。
実現できるようであればまたお知らせしますね。
ご希望の方は教えてくださいねm(__)m
先週放送の鼓の滝の滝カードは今週月曜日から配布中です。
今年初めての発行です。
取りに来られる方と久しぶりにお話しすることができて、嬉しかったです。
まだの方は是非お立ち寄りください!!!
きょうから雨が続くそうですね。
ディレクター 松田大輔
昨年末、「男はつらいよ 50 ~おかえり寅さん」を見に行ってきました。
男はつらいよシリーズについては当然知ってはいましたが、恥ずかしながらちゃんと見るのは初めてでした。
というのも前作の男はつらいよ(49作目)が制作されたのは、1997年で今から23年も前。
私はまだ高校生でした。
勉強もしないといけない、友達のことや好きな女の子のことで頭がいっぱいだ。
誰がそんなおじさん(おじいさん)が主人公の映画など見ようと思うでしょうか。
(失礼ですね…(-_-;))
その後、渥美清さんが亡くなり、国民栄誉賞を受賞されました。
当時、そのニュースはワイドショーなどで知り、追悼特集で映画などがバンバンテレビでも流れていましたがもちろんスルー。
スルーというより、日々流れてくるニュースのただの一項目というだけ。
今でいうと「若者にタピオカが流行っている」というニュースに接するような、「私には関係ないや」感でしかございませんでした。
あれから23年。
男はつらいよが制作されていない”空白期間”に私は高校・大学を出て、就職をし、離職も転職もし、結婚をし、人並みに人生の節目を歩んできました。
その上で見た「男はつらいよ」はこれでもかと心に沁みたのです。
「男はつらいよ」が制作を休んでいた間、寅さんの背中が見える距離に、私の方から歩み寄って行ったのです。
仮に23年前に私が男はつらいよを見たとしてもきっと今のようには感じなかったでしょう。
この映画は、見る人の経験値やテンションによって感じ方が変わります。
ストーリーは普遍的でどのシリーズも根本が変わらないからこそ、安心してみることができる。
自分がいかに変化しようとも、必ず変わらずにそこにあるもの。
この映画が広く国民に愛される理由はそんなとこにあると思います。
今回のシリーズは寅さんの甥・満男(吉岡秀隆)の目線で描かれていて、これまでの作品の名場面が断片的に流れました。
バックに映る看板や黒電話、ファッションや言葉遣いなどに歴史の流れを感じ、今は亡きおいちゃんやおばちゃん、タコ社長、数々のマドンナの過去の映像は車寅次郎という人物のドキュメンタリーのようでもありました。
今では失われた人情、文化、そして車寅次郎という人間に郷愁を誘われ引き込まれます。
もっと上の世代ではもっとその度合いが強いと思います。
いわゆる「メロン騒動」のエピソードなんて泣いちゃいますもんね。
なんなんでしょうね。おかしい話なのにね。
私は満男世代(の少し下)なのですが、確かに昔はああいう人たちが周りにいました。
文明の進化や○○ハラとか個人情報とかいう新語の誕生は、生活を確かに楽にはしてくれましたが、これまでの人たちが築いてきた大切な何かを失ってしまったのではないか。
そんなことをこの映画を見て改めて感じました。
家に帰って、ネットフィリックスで過去の寅さんシリーズを見返したんですが、一種のパラドックスですよね。
郷愁を感じたい、寅さんに会いたい、そのためには(ある意味過去を追いやった)文明の利器を使ってそれを実現している。
「男はつらいよが4Kデジタル版」なんて、確かにうれしいことではありますが、もう何が何やらという部分もあります。
このような話は私より上の世代には言わずもがなですので、若者の戯言としてお聞きください。
また本編と関係ないことを書きましたが、これもお許しを(笑)。
今週のにんげんのGO!は美しい滝が出てきます。下関市の白滝です。
もう寅さんのこと書いたらなんかすっきりしたので本編の話はまた今度。ははは!
【滝カード弊社発行予定日】
1/20(月)~「#26 鼓の滝」(先週放送分)
1/27(月)~「#27 白滝」 (今週放送分)
2/3 (月)~「#28 しゃみせん滝」(来週放送分)
※3週連続発行の予定です。
郵送希望の方はどれか一回応募された時点で、3枚まとめてお送りします。
3回その都度感想を頂けると私たちはうれしいですが(^^)/
ディレクター 松田
おはようございます!今週から通常営業です。
いや~、また一年始まってしまいましたねぇ。
「また1年大変だなあ、大丈夫かなぁ」と年始以来、不安の方が勝っていたのですが、今朝、メールを開くとたくさんの滝カードのお申し込みが来ていました。
もうこれで「頑張ろう!」となるのですから単純な男でございます。
本年も改めてよろしくお願いいたします。
新年1発目は久しぶりの「絶景!滝見物 落差1000」です。
昨年末には隧道やったり、アーケードやったり、ゾロ目やったり、DVD12弾やったり…。
(DVD12弾 現在作業中ですのでもう少しだけお待ちを…。)
滝がお留守になっておりました。
ロケ自体は結構済んでおりますので、今後ドバっと宿便のように出てまいります(笑)
残りが少なくなっているので寂しい限りですが、ゴールできるように頑張りたいと思います。
最後まで見てくださいね。
今週はその滝企画ですが、ちょっとしたイベントがあります。どさけんさんと岡藤君が滝に打たれるのです!
このようなアクションがあると盛り上がりますよね。
ただ今回、2人にはロケをするまで滝行をすることを秘密にしていました。
岡藤君に至っては「今回藤田さんが急用で来れなくなったから代打で来てくれ」としか言っていませんでした。
ひどい話ですよね。
演出上、自然とあの2人が滝に打たれるように仕向けるにはどのように持っていくべきか、悩みました。
スムーズな流れで2人が当事者になっていくというシステムが必要だと。
できれば公平性をうたっておきながら、そこにちょっとしたユーモアが内包されていたらよいなと思っていました。
そんな時に100円ショップであのデコボコのボールを見つけたのです。
大発見です!
これと丸いボールを組み合わせてクジにしたらよくね?
私はずっとニヤニヤでした。
このくじ引きシステム、皆様の生活に取り入れてください。盛り上がりますよ!
こうしてロケではこちらの思惑通り、滝行が行われました。
2人は意図せぬ決定を物ともいわさず、頑張って修行に取り組んでいました。
吉敷の龍蔵寺は鼓の滝だけでなく、見どころも多いのでどうぞ足を運んでいただければと思います。
現在はボタンが見ごろとのこと。
2か月ぶりの滝カードは1月20日(月)から弊社1階編集室で配布開始。
いつもより配布スタートが遅いのでお間違いなく。
↑発注を忘れていた私のミスのせいです(汗)
郵送でも受付しておりますのでどうぞよろしくお願いします。
初の滝行バージョンの滝カードです(笑)
あらためて本年もよろしくお願いいたします。
ディレクター 松田大輔
今日から仕事始めです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(新年1回目は13日からの放送です。)
昨年同様、本年も番組をよろしくお願いいたします。
既存の企画をパワーアップすることに加えて、新しい企画にもチャレンジしてみたいと思います。
(初詣・仁壁神社)
皆様も健康で楽しいことが多い一年でありますように!
松田大輔
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