おはようございます。今日はサンキューの日なんですって。
朝ラジオで言っておりました。
しかし、こんなに安直に記念日を設定することに私は賛成しかねますね!
ちなみに明日3月10日は砂糖の日だそうです。
39だからサンキューの日で、310で砂糖の日…。
結局、世の中ダジャレで成り立っているんですよね。
長谷川さんがダジャレを言うとあんなにもシーンとなるくせにですよ。
彼のダジャレをサブいサブいと言うなら、こういう記念日に対してもスルーの姿勢を取らないと一貫性が保てなくないですか!?
「今日はサンキューの日です。みんなに感謝の気持ちを伝えましょう」
そんなキャンペーンに乗っかかりがちなあなた。
長谷川さんのダジャレにも責任を持って正面から向き合ってくださいね。
彼は今週、「水は見えず…」とダジャレを言っていましたよ。
さあ笑ってください。
ほら!
ほら!
ほら!
何?全然面白くない?
じゃあ何で、サンキューの日には乗っかるんですか!?
方向性は一緒ですよね。
ラジオのパーソナリティが言うダジャレと長谷川さんがいうダジャレに何の違いがあるのでしょう?
意気揚々と「今日はサンキューの日です」「おーそうかなるほど~!」
いやいや、逆に笑っちゃうね。
長谷川さんのダジャレを笑わないあなたは今日は誰にもサンキューと言ってはなりません!
そうでしょう。
もちろん明日は砂糖はなめてはいけません。
3月12日はサイフの日ではないですし、4月4日はヨーヨーの日ではありません。
こうなればマイナンバーカードの一番下欄に「ダジャレを笑う」かどうかのチェック欄を設けて頂きたいですね。
ダジャレを笑うなら笑う。笑わないなら笑わない。
日本国民は20歳を迎えた日に、自分のダジャレ感を表明しなければならない。
これは国を挙げて決めて頂きたいですね。
国籍や性別と同じ扱い。変えるにはいろいろな手続きを経ないといけない。
それくらい重い分類に位置付けて頂きたいですね。
そうなれば私は「ダジャレを笑わない」にチェックを付けようと思います。
長谷川さんのダジャレを笑わないし、今日は誰にもサンキューとは言いません。
当然ですよね。私は筋の通った男です。
さて今週は璞玉の滝(あらたまのたき)というめったに見られない滝をご紹介しております。
先週から珍しい滝2連発です。
藤田さんの滝に関する知見のおかげ。本当に素晴しいなと感嘆しています。
ただ藤田さんが発した「あらたまの滝だけに改まって見てみましょう」という発言に関しましては私は無視いたします。
私はダジャレを笑わない側の人間なのですから。
で、今回の滝がなぜ幻なのか。
それは通常であれば菅野ダムの底に沈んでいるからです。
雨が少なくなったことでそれが数年ぶりに姿を現したのだと。
急遽、藤田さんからその旨の連絡を受けました。
朝の10時ごろでした。
翌日には天気が崩れる予報だったので、雨が降るとまた水に浸かるかもしれない。
だから今日行っておいたほうが良いと。
なるほど!
それは緊急事態だと思い、滝メンバーの緊急招集をかけたわけでございます。
残念ながらどさけんさんの都合はつかず、ハッセー・わだ・おかふじの3名による異例のロケが敢行されました。
普段のロケでは司令塔の役割を担っているどさけんさん。
彼の不在がどう作用するのか楽しみでしたが、案の定、全員ロケということを忘れキャッキャキャとなりました。
実際になかなか見れない光景を見ることができて大満足でした。
もう藤田さんにサンキューと言いたいですよね。
皆様も行ったつもりで非日常の空間を楽しんでいただければと存じます。
滝カードももちろん発行!!今回でメモリアル30枚目です。
こんなにも続けることができて皆様にも感謝の気持ちを伝えたいです。
ほんとサンキューです。
弊社での配布は予定では16日の月曜日からになります。
早めに出来上がりましたらHPでお知らせします。
ちなみに次回の放送は3月23日(月)からの更新です。
このところ番組更新が不規則になりがちでご迷惑をおかけします。
最後まで駄文を読んでいただきまして、サンキューです!
ディレクター 松田
おはようございます。
今日から3月ですね。もっとよい4月になっていますように!
さて、今週は前回の素練の滝の続きなのですが、異例づくしの構成になっております。
まず、この度の滝は所有者がはっきりしているということ。
そして、滝の周囲にはものすごい立派な石垣があるということ。
さらに、この石垣は日中さんという男性が個人で積み上げたものだということ。
私はとても感動して追加の取材を申し込ませて頂きました。
年を取ったからなのでしょうか。
「〇〇一筋〇十年」みたいな話に対して、近年は本当に身をつまされる思いが強くなってきました。
キン肉マンで出てきた「牛丼一筋300年」という歌詞ですら、牛丼一筋300年とはご苦労な話だな~と。
何かをやり続けることの大変さを少しずつ理解してきたからなのかと思います。
今回取材した日中さんは50年以上をかけて石垣を作り続けています。
現在もまだ完成ではなく毎日のように作業は続けられています。
マチュピチュのような見た目に、サクラダファミリアの継続性を備えた石垣。
これをあまり人の立ち入らない山の奥でコツコツとされてきたと思うと、言葉では言い尽くせない感動と尊敬の気持が沸き上がってきました。
そんな日中さんから発せられる言葉が私にはとても突き刺さりました。
皆様にもどうぞご覧いただけると幸いです。
ディレクター 松田
にんげんのGO!関連のお知らせ
この番組に集まる人達は各々がスペシャリストでございます。
番組に映っていない時でもそれぞれの主戦場で己の夢を果たす為、奮闘しておるのでございます。
こちらをご覧の皆様もそれぞれの応援団になっていただけますと私も嬉しく存じます。
改めてそれぞれの活躍の場をこのブログでお知らせいたしましょう!
どさけんさん
ツイッター https://twitter.com/dosaken101
テレビ出演 https://tys.co.jp/program/chigumaya/profile/
…ほか下関でラジオやったりイベントでも活躍中。ここでは省略。
わだりえさん
ツイッタ― https://twitter.com/riewada_0919
ラジオ出演 http://www.fmy.co.jp/blog/mada.php
…ほかtysで出演したりイベント司会などでも活躍中。ここでは省略。
上田剛志さん
ブログ・ツイッターなどは無し。
→湯田温泉の長州屋さんの前にて演奏中。夜の10時以降に出没とのこと。
リアルで行くべし!!
宇部マニアックスさん
ホームページ http://ubemaniacs.main.jp/
ほかフェイスブックやnoteで記事あり。地元誌で定期連載あり
この辺りは皆様ご存知のことと思います。
むしろそれぞれがこちらの番組を告知をしてほしいくらいです(笑)
さあここからNEW情報です!
高橋真実
https://ameblo.jp/mami-successpro/
ブログを始めたそうです。
うちの番組に出たときはそうでもなかったそうですが、ちぐまや家族に出た後はすごいリアクションがあったと言っておりました。
すねるぞ。
さらに!
長谷川一夫さん
https://www.youtube.com/watch?v=D3mg1WtYW4Y
「はっせー・やまちゃんの鐵でGO! ウヤにはできません」
なんとドローンの山口さんとユーチューブを始めたそうです!!あの人とうとうユーチューバーになりましたよ。
2人は鉄道が共通の趣味だそうで、鉄道のことを語るとのこと。
タイトルのウヤとは運休という意味の鉄道業界用語だそうです
ドローンの山口晋さん
フリーエージェントというドローンの会社をしていて最近HPを作られたとのこと。
https://www.fae-drone.com/
昨年好評を得たどさどんの動画も載せてくださってます!
おかふじりんたろうさん
なんでも3月6日にNHKのYスペに出演することが決まったそうです。
「話そう!山口のミライ」 NHK3/6(金)19:30~19:55
https://www.nhk.or.jp/yamaguchi/program/y-sp.html
討論会をする8人のうちの1人とのこと。
いやあNHKさんも焼きが回りましたなぁ。あんやヤツを出演させるなんて(笑)
興味ある人みんなで見てみましょう!!
皆さんそれぞれに活躍の場があってがんばっています。
各所で得た経験値が相乗効果になって、この番組ももっと盛り上がれば嬉しい限り!
ディレクター 松田
ちょっと前にブログにあげましたが、我が家の2階の1室がこないだからスカラ座になったので、毎夜1本映画を見ることが楽しみになっています。
映画と言っても今の所「男はつらいよ」一択なんですが(笑)。
昨年末たまたま「男はつらいよ」の50作目を始めて見て以来心をつかまれて、第1作から順に見ているのですが本当に素晴らしい「映画」なんですね。
実はこれまで私は「映画が好きだ」と語る人に少しばかり疑問符をもっておりました。
よくいるではありませんか?「一日一本映画を見るのをノルマにしてるんだよ~」とか「映画を見ないと薄っぺらい人間になるよ」みたいな空気で映画を語る人が。
寅さん風に言えば「なんだよ!インテリぶりやがって!」ですね。
自分がテレビの仕事をしている関係で映画に対してジェラっている部分が多分にあるんですが(笑)
次に映画ってテレビドラマと何が違うの?という疑問ですね。
踊る大捜査線なんてTHEムービーってついているだけで内容はテレビ版とほぼ一緒でしょ。
映画館で見るのが映画?ならその後DVDになったらそれは映画?
大きな画面で見る映画?それなら家のテレビで金曜ロードショーで見るときも映画なの?
制作費がかかると映画?それなら映画並みにお金をかけられた海外ドラマは映画なの?
映画監督が作ると映画?それならその監督がテレビドラマを作ったらそれも映画?
お金を払ってでも見たいものが映画?テレビにもお金を払っても良いと思えるものはなかった?
その辺の線引きをきちんとしてほしい!という感情もありますね。
これも自分がテレビ制作をしている関係で、いちゃもんをつけているにすぎないのですが(笑)。
さあ、ここにきて「男はつらいよ」です。私はこれは「映画」だと思いました。
(元々はテレビで、放送後好評だったので映画化した、男はつらいよTHEムービーなのだそうですが)
昨日は11作目「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」を見ました。この回にこんなエピソードがあります。
さくら(倍賞千恵子)が子供の満男にピアノを買ってあげたいと夫の博(前田吟)に話します。
博はとても高くて手が出ないと乗り気ではありません。
それを耳にした寅さん(渥美清)は「なんだお前たち、ピアノくらい買ってやれよ!」と言って、外へ出ていくと、小さなおもちゃのピアノを買って戻ってきました。
「おう!ピアノを買ってきてやったぞ!」
おもちゃのピアノを自慢げにさくらに渡す寅さん。
受け取ったさくら(倍賞千恵子)は何とも言えない表情をするのです。
(何これ? あっ!お兄ちゃんは勘違いをしてるんだ。これが私たちの欲しいピアノだと思っているんだ。
…かわいそうなお兄ちゃん。
でも、私たちの為に買ってきてくれたんだから喜ぶふりをしなくちゃ。)
さくら演じる倍賞さんは驚きと哀れみと嬉しさとやさしさと企て…いろいろな気持ちが同居した表情を1~2秒で表現されました。
快演!大女優倍賞千恵子ここにあり!でございます。
「ありがとうおにいちゃん きっと満男も喜ぶわ」
「なーに、遠慮するこたあねえんだからな。俺たちは家族なんだからよ。」
さあ、ここからとらやでは「このおもちゃのピアノこそさくら一家が欲しかったもの」という暗黙のルールが出来上がり、博とおいちゃんおばちゃんは「寅さんには黙っとこう。喜んでいるふりをしよう」と気を使い本当のことを隠しはじめます。
いわゆる男はつらいよのパターンに入りました!
わかっていながらもファンはその後の行方を見守ります
夜、一家団欒の場。楽しそうにピアノを鳴らす満男。相変わらず得意気な寅さん。
そこへ隣のたこ社長がやってきて
「なんだよ、寅さんがピアノ買ったって?おいおいこれ、おもちゃのピアノじゃねえかよ!」
皆は「空気を読んでよ!」という表情。
すべてを悟った寅さん。
「お前らの欲しいピアノって講堂にあるようなピアノだったのかよ!」
みんなで寅さんを傷つけないように装っていたのがばれてしまいました。
「そうよ。おにいちゃん。でも私たち、おもちゃのピアノでもうれしかったのよ」となだめるさくら。
恥をかかされた寅さんは怒ります。
「そもそもお前の家なんてピアノなんか置けるような広さじゃねえだろうが!棺桶だってタテにしなきゃはいらねえアパートに住みやがって!だいたい稼ぎが悪いからピアノなんかお前らには買えねえよ!」
恥ずかしさの反動でひどいことを言う寅さんに一家は反発。
「おにいちゃん…」
「ひどいことを言うな義兄さんは…」
「あんまりだよ…。今の言い方はあんまりだよ」
「寅~!!!もうお前は出ていけ!」
「ああ!出て行ってやるよ」
こうして寅さんはまた旅に出るのです。
どうですか?実に不毛なやり取りじゃないですか。
映画という大層な場所で取り扱うにはあまりにもみみっちいというか、なさけないテーマではないですか。
何億円もかけてCGを駆使して作られた映画がある一方で、こちらの武器は小さなおもちゃのピアノと、それを巡るお茶の間のいざこざ。
かっこいい鼻の高い俳優が恋だ、愛だと騒ぐ一方、こちらは胴長短足の無職の男が勘違いをしてしまうというストーリー。
ただ、よくわからないのですが、私はこのようなシーンに代表される「男はつらいよ」に心をつかまれ、おかしいほど笑い、そして何だか涙がでるような感情が沸き起こるのです。
無理に言葉を探すとしたら、可笑しさ、滑稽さ…。それに悲しさ、いや哀しさ、そして切なさと懐かしさ…。
これらの言葉を全部、カプセル錠に入れて飲み込んで、胃の中で溶けたら今の感情が沸き上がるみたいな。
めんどうくさいので、こういう感情を「にんげん」だと言うことにします。
人間がすることなんて実はくだらないし、そうしたくなくたってそうしてしまうような理屈で片付けられないところがあるし、人間が生きるというのはなんかそんな感じのもので、私は寅さんというとても魅力的な架空の人物を通じて人間を感じることで、私の「人間」が共鳴しているのだと思ったのであります。
男はつらいよには「にんげん」が描かれているのです。
私は男はつらいよを「映画」と理解しました。
つまり「にんげん」が描かれているモノが「映画」ということです。
「にんげん」が描かれてさえすればテレビでも「映画」です。小説でも漫画でも音楽でもそれは「映画」です。
いやあ、わかりやすい定義ができました。
「映画」=「にんげん」説
どんなにド派手なアクションシーンがあっても、宇宙人から世界を救おうとも「にんげん」が描かれていなければ映画ではないし、逆に動物が主人公でも「にんげん」を感じるならば映画です。
冒頭で登場させた「一日一本映画を見るのがノルマ」という人は「映画」を「にんげん」に代入すると本当に素敵なことです。「映画を見ないと薄っぺらい人間になるよ」これも「映画」と「にんげん」を置き換えるとその通りです。
何が言いたいのか!?
今週登場した石垣を作った日中豊さん。
昨日改めてお話を聞きに再度岩国まで出向きました。とても「にんげん」でした。
(←にんげんが2人)
次週の放送では日中さんについて特集しますが、「にんげん」が映ってます。
ゆえに来週の「にんげんのGO!」は「映画」になります。
どうぞお楽しみに!ポップコーンを片手にご覧ください!
映画ディレクター 松田大輔
働き方改革中ですが、ロケハンもしておりました。
隧道ロケの候補地を県内あちこちと探しています。
探せば県内には様々な隧道があるのですがなかなか放送までたどり着きません(-_-;)
雰囲気ある場所を求めていくとその多くは通行止になっているんです。
(萩市某所)
隧道の役割は最短ルートで安全に車や人を通行させること。
ロケをしたいのは歴史ある隧道。
歴史ある隧道は危ない。
危ないと通行止め。
=撮影不可。
厄介な企画をしてるなぁと改めてかみしめております。
(岩国市某所)
さすがに通行止の隧道はロケできませんよねえ…。
見た目も雰囲気も最高なんですが。
いや~。困ったなぁ…。
ディレクター 松田
おはようございます。
本日は休みなのですが、会社に少し所用で立ち寄ったのでブログをあげます。
今週も先週と同じものが流れておりますがご了承くださいませ。
私がこの1年、何日間か休日出勤をしたせいで、3月までに代休やら有休を消化しないといけなくなり、申し訳ないのですが今週はお休みをさせていただきました。
その結果2月は番組が隔週更新になりまして、こうなるともう生き方が変わるんですね。
家にいる時間が増え、本も読めるし、今日なんて料理もしましたよ。
時間ってこんなにあるの?そりゃもう「本でも書こうかな!」みたいになりますわね。
(2個くらい前のブログ参照)
先日はねぇ、自分にご褒美だということで1万円くらいで格安のホームシアターなるものを購入しまして、これにクロームキャストなるものをつなげまして、ネットフリックスなるものを大画面で見ましたよ。
ほら、昔の8ミリのように家の白壁に映写するんですよね。
大画面で映画を見ると、こらもう至福のひと時なのでございます。
安いなりにも画質もなかなかなのです。最近の進化はすごいのですね。そらテレビ離れと言われるわけです。
こうなるともう、音にもこだわりたくなりまして、これまた格安のスピーカーを買おうととダイソー→ダイキ→ダイレックスと3ダイ楽しい所巡りをしまして、結果ダイレックスさんでとても良い品に巡り合ったのです。
値段はなんと1300円で、ただし聞いたことはないメーカーの「2.1チャンネルスピーカーシステム」なるものを購入しました。
どうやったらこの機械が1300円で売って利益の出る金額で作れるのか?誰がどこで作ったのか?これを運搬する費用は誰持ちなのか?
私の金銭感覚は狂いまくりの2.1チャンネルスピーカーシステムです。
こんな値段ですがいい仕事をするのです。
家でホームシアターシステムに、スピーカーシステムをくっつけると、迫力の音声も手に入ったのです。
我が家はスカラ座のようになりました。
こうなるともう、ポップコーンが食べたくなるんですね。
ポップコーンは意外とカロリーが少なく、ダイエット中の私にもぴったりでして、これとレモンサワーをやるんですね。
カッーーーァ!!!
何なのでしょうか、この幸せ感は。
そりゃもっとお金をだせばもっと大きな幸せを味わえるのでしょうが、私はもうこれで大満足でございます。
昨今、働き方改革だと昨今みんなが言いますが、私が社会人になったころはもう真逆でした。
「休みなんてないと思え!」こう上司に言われまして、なかなかの悪待遇。
ちょうど就職氷河期という時代ということもあって、就職できただけで私たちは幸せなのだと。
あれから20年弱、自分がちょうど会社の中間ほどの年齢になると「働き方改革」ですって。
手のひらを返したように「休まなんといけんぞ!」とこういうことを言うんですね。
もっと若いころにそう言ってもらいたかったわ。
昨今は若い人たちが「ブラックだ」だの「パワハラだ」だのいう空気を出し始めました。
そんなもん全然昔の方がひどかったと思うのですが、こういうことを言うともう嫌われますから氷河期世代は黙りますよね。
私の働き方改革は現在、合計12000円ほどのホームシアタースピーカーシステムと70円のポップコーンと120円のレモンサワーで成り立っております。
今週25日~28日は市議会中継の為朝と昼の放送はなしです。
次回更新は3月2日です。
ディレクター 松田(休みの日にこれを記す。)
おはようございます。
私にはあまり縁のないことだったので実感がわきませんでしたが、3月は転勤や進学で山口を離れる方も多いのですね。
「遠くに行っちゃうので番組が見れなくなって寂しい」みたいなメールを何通か頂きました。
そうですよね…。寂しいですよね。こっちこそですよ。
ローカルのテレビ番組は視聴者さんとの距離が近いことが最大の利点で、というか、唯一の利点です。
距離が近いというのは物質的な近さという意味もあるし、話題などの共通点も多いという精神的な近さも含みます。
「天満屋のおじさんはダジャレばかり言う」とか「常盤のおかみはすごい人だ」とか「あそこで餅まきあった」とか「今年も秋吉台の山焼き延期だってよ」とかそういう話って一定のエリアの中にいるからこそ共通して話したりできるわけですからね。
ですのでこれまでお便りや滝カードを通じて、あるいはイベントなどにお越しになった方が遠くに行ってしまうことは、本当に寂しいです。
当然何度もメールを頂く方の名前は頭に残りますし、お会いした方は顔が浮かぶわけですから。
なんだか転校生を送り出す時の気持ちを思い出しながら キーボードを打っております。
「ああ、うちのテレビ番組が遠い場所でも見れるようになったらなぁ…」
と一瞬思いましたが、こうなってしまうと唯一の利点である視聴者さんとの距離の近さは失われ、そもそも寂しいと思うような関係にもなったどうかわかりません。
ローカル番組の宿命というか儚さのようなものを感じております。
遠くに行かれる方にこれまでかわいがっていただいた感謝の気持ちと新天地での成功をお祈りいたします。
ブログなんかは遠くでも見れますのでたまには遊びに来てください!
DVDや滝カードももう少しは続きますので、覚えていてくれたなら応募してください!
なんなら遠い所に行ったそっちのエピソードなんかも教えてください!
あぁ、さみしいなぁ。
来週は市議会中継の為10:40と14:40の回はお休みです。
まあ今週と同じものが流れるのですけど(汗)
ディレクター 松田
おはようございます!
まずは先日の風景印220景の本にまつわるのアンケートの件では多くのコメントを頂きました。
ありがとうございました。とても参考になりました。
値段の感覚や構成のアドバイス、情報の再収集の必要性などなど…。
本当に皆様に助けられているなあと感じました。
形になるかどうかはわかりませんが、少しずつですが休日などを利用して記事をコツコツ積み上げていこうと思います。
例え本にならずとも、こういう作業はディレクター、一個人としては血肉にはなるはずですので。
またご報告ができるときが来ましたら、どうぞつながっていただければ幸いです。
今回DVDの発送で皆様のお便りなどとずっと向き合っていましたら、何かせねばならないような気に(勝手にですが)なりました。
あんまり書くと「重たいなぁ」と思われるのでここらでやめておきますが、ありがとうございましたの気持ちが伝わりますように!
DVDのお礼のメッセージもありがとうございます。お返事はできませんが全部目を通しておりますので!!
次回DVD13弾の際にはまたよろしくお願いいたします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そして今週の放送ですが、岩国市小瀬の「素練の滝」へ行っております。
滝も素晴らしいのですがサイドストーリーの石垣に「感動」の一言です。
最初に見たときには本当に何かの城跡だと思いました。
場所柄、吉川氏か、その重臣、あるいはそれ以前にあの辺りを治めていた豪族の某か。
そんなことを想像していたのですが答えを聞いて唖然です。
独りの男性が50年かけて積み上げた石垣でした。
まさに努力の結晶だったのです。
勇気がもらえるじゃないですか!?
例え一人でも同じことを長年続けていると、大名が作る城にも匹敵するものを作り上げることができる。
人間のすばらしさ・可能性を感じずにはいれませんでした。
本当に感動の一言でございます。
(←個人宅なので見学は本人がいらっしゃるときに…。)
この日の帰り道にもうひとつ思ったことがありました。
今回は石垣という、見た目にわかりやすく努力の積み重ねを視覚的につかむことができたけれども、これは世のあらゆる分野でもそういう人がいるのではないのか。
つまり、映像や写真で伝わりにくい仕事・趣味でも長年続けていることはどんなことでも尊いし、意味があることではないのかということです。
まず最初に長谷川さんの天気図の切り抜きコレクションが思い浮かびました。
長谷川さんが中学生の時代から約40年にわたり、毎日コツコツスクラッチを続けている例のアレです。
これを見て、もしかしたらこう言う人がいるかもしれません。
「それに何の意味があるのか!?」
私は決してそうは思いません。
むしろこういう物、またこういう物に込められた人の思いを称えたい!そして多くの人に教えたい!と思い番組を始めたのです。
ご本人の了解がいただけたならば、広くみんなにお知らせして、これまでの苦労や思いを映像におさめるべきだと、これがメディアにいる自分の仕事であると思っています。
こういう取材すると、決まって熱く語る当事者の表情に「かわいげ」があり、ご家族や周囲の人が「ほんとしょうもないことをして!」とどこか呆れながらもほほえましい顔をされています。
もうベタですがこういう場面がテレビとして最も面白い一瞬なのです。
大阪にいる時代、「となりの人間国宝さん」という企画をやっていました。
このタイトルだけでも素晴らしくないですか!?
私たちの周りには(国から正式に認定されているわけではない)人間国宝がいることをうたっています。
僕はもうこのワードに感服です。「やられた~」です。
同じ企画はできませんが、DNAは頂くことにしております。
話がそれましたが、今回の滝カードは25日からの発行だとテレビでは言いましたが、早めに出来上がりました。
19日(水)からお渡しすることができますので、早めにほしい方はどうぞお越しくださいませ!!
そしてプレゼント ラグビーのチケットです。
3月28日に維新みらいふスタジアムで行われる観戦チケットを5組10名様に!
次週の放送は、私がこれまでに働きすぎたので、代休を消化するためお休みです。
次回番組更新は3月2日(月)~です。
石垣を築いた方のお話を紹介するとともに、入ればもう一つ滝を紹介します。
私の都合を優先させて申し訳ございませんがどうぞご理解いただけますようお願いいたします。
また25日から28日までは市議会中継の為 朝とお昼の回はお休みです。
ディレクター 松田
昨日風景印220景のDVDの梱包を終え、本日最終便を発送致します。
(やっとかい!)
80名様と言っておりましたが、何とか100名様にお送りすることができました。
今回もたくさんの方からのご応募を頂きました。
添えられているメッセージが何よりの、そして唯一の励みです。
皆さんが少しでも楽しんでもらえるように、もう少し頑張ることができそうです。
次回のDVD13弾もどうぞ変わらず応援いただけますと幸いです。
ここで、1つアンケートです。
これは全くもって私の頭の中の企画段階の話なのですが「風景印220景の本」みたいなものが出たら”買ってあげても良い”という方教えて下さい。
今までに集めた風景印全種類とデザインされているスポットの写真などを掲載した、いわばおでかけブック、地域情報ブックみたいなものを考えています。
これを見ながら地域散策できるように見やすく作って、その中に、出演者の体験談やコラムなどをはさみ、読み物としても楽しく作れたらと思います。
ざっくりとこんな感じかなぁ…と。
風景印ガイドブック 秋穂1ページ目
皆様の署名が多ければ、話が進むやもしれません。
作ることができたら私もぶち嬉しいですが、こればっかりは需要がないとどうにもなりませんので…。
上記のメールフォームから「欲しい!」とか「こうしたらよい」とか「何円までなら買っても良い」などいろいろな声を頂けると幸いです。
逆に「いらねえよ!」という声でも全然OKです。
どんなご意見も参考になるので助かるのです。
なんでもOK、ひとことでもOK。匿名でもOK。
たくさんの皆様のお声をお待ちしております。
ディレクター 松田
これは番組の為というよりは私自身の為の”取材活動”として広島まで映画を見に出かけました。
日曜日のプライベートなお話です。
東海テレビさんが作ったドキュメンタリーで「さよならテレビ」という映画です。
ずっと気になっていて、やっと見に行くことができました。
内容を簡単に紹介すると、テレビ局内の報道局に自らカメラを入れるという異色のドキュメンタリーです。
普段取材する側にいるものが、取材される側に回ったとき、どのようなことが起きるのか。
番組の完成品を見せていたテレビの裏側にはどのような種や仕掛け・ドラマがあるのか?
映画はテレビマンとしての自己内省を含み、特にメディア関係の仕事に従事している人には大いに響く内容になっていました。
まあネタバレになりますので詳細は書きませんが、これを見た同業者の人と一杯やりながら語りたいなと思いました。
いろいろと思うところがあったのですが、映画の中で「番組を成立させる」という言葉が出てきます。
私も立ち止まって「成立って何?」と考えました。
番組は始まってもう丸7年ですが、その都度これを「成立」させるために、構成を立て、出演者にオファーし、撮影し…。
その作業を約350回繰り返してきました。
大きなトラブルも無かったので一応「成立していた」のだと思いますが、「成立って何」と改めて思ったわけです。
フリがあってOPがあって、なんやかんやして、オチがあってエンディング。
この一連の流れがウチの番組全体としての「成立」。
一般的にはディレクターがあるVTRを任されたとき「面白い!」「いける!」と思ったものが、ある一定の基準に達した時「成立した」ことになります。
成立の基準はディレクターそれぞれによってまちまちですが、全体的なぼんやりとした基準はなんかあるような気がします。
撮影前に「成立しそうなもの」を考えて、撮影中には「成立した」段階で撮影を切り上げ、撮影後には「成立させるように編集」したものが放送されています。
にんげんのGO!の場合は数人ですが、大きな番組になると、最終的な放送までにはいくつもの「成立の関門」があります。
スタッフの人数と同じだけ重ねられた「成立のざる」があり、それを潜り抜けた、きわめてきめ細かい優秀な映像のみを視聴者はテレビから受け取っているのです。
では「成立しないもの」ってどんなものなのか?「成立しないもの」は面白くないのか?「成立しないもの」は視聴者を不快にさせるものか?
「成立させるためにはどんな犠牲を強いても良いのか」
「成立」っていうのはテレビを作る側が勝手に作った幻想ではないのか?
関連するかどうかはわかりませんが、以前、滝のロケ中に出演者が全く関係のない話を始めました。
「九州旅行へ行った。」「宗像大社がよかった。」「あそこの料理がおいしかった」みたいな。
本当にただの雑談。オチも何もない、声も張ってないただの会話です。
「カメラ前で全く関係ない話をする」というボケなら「成立する」可能性はありますが、マジで関係ない話だったので、私は「滝の話をしてください」と軌道修正を図りました。
滝はすぐ近くだったので、滝の話ゼロで到着すると「成立しない」と思ったからです。
結果、放送ではこの雑談から私の軌道修正までを含めて放送することにしました。
「関係ない話を始めた出演者をいさめるスタッフ」「カメラの存在を忘れるほど仲良くなっている出演者」
そんなおかしさが映像から伝わるかもと私が判断したからです。
すると放送後に、視聴者さんの数人から「なんで話を止めたの」「九州旅行の話がもっと聞きたかった」というメールを頂きました。
「そっち!?」
私はこのご意見にハッとさせられたのを覚えております。
番組を成立させるために良かれと思ってやったことも、必ずしもそれが正解とは限りません。
成立させるために私はある程度の道筋を立てるのですが、これが面白いかどうかはテレビを見る人一人一人が決めることなのです。
とても大切なことを考えさせられた気がしました。
しかし、結局見る人次第だということで終わってしまうと、どうやって、誰が番組を作るのかという問題にぶち当たります。
にんげんのGO!で言うと「成立する」「しない」の判断を私が取らずに番組はできあがらないのです。
結局、テレビというのは最大公約数的に「こういう番組が喜ばれるだろう」「こういう特集が主婦層に受けるだろう」という成立の基準のもとに作らざるを得ないわけです。
また問題の入り口に戻ってきました。堂々巡りです。
強引に結論付けるならば、制作側が「私たちの作る番組はこういう感じです」という明確な基準を明示して、「それを面白いと思う人はそれを見てください。」
という極めて民主主義的なやり方で番組を作るという考え方。
そりゃそうなりますよね。
今多くの番組はこの考え方で作られていると思うし、その人数の多少は視聴率という数字が明示してくれます。
ここから導き出されるのは結局「成立」=「視聴率」ではないのか。ということです。
視聴率が取れそうだと判断することが「成立する」かどうかを判断する基準になっている。
その数字に従ってスポンサーがつくかどうかが決まるのですから、経済的にも自然の流れです。
これ可とするか不可とするか。
私はベターではあるがベストではないと考えます。
この考えを拍手をもって迎えると、世の中に「パンケーキ」の放送はできても、「隧道」の番組はゼロになります。
世の中にはいろいろな番組があったほうが楽しいじゃないですか。
そんな状況下で私たちディレクターは「これは成立」「これは不成立」とふるいにかけているわけです。
これがよいのかどうか…。
私だけが隧道を面白いと思っている可能性もあるわけで…。
逆にパンケーキが成立すると思っても、視聴者はそうでもないと思っているかもしれないわけで…。
いや、書きながらも何を書いているか分からなくなっております。
(これはもう一度映画を見に行かないといけないな…。)
にんげんのGO!では逆説的に、今後「成立しなさそうなもの」を実験的に放送してみようと思っています。
私たちの番組制作チームは小規模ゆえに、映画で描かれているようなテレビ局に比べて、縛られてる鎖がはるかに軽く自由が利くのです。
やる気さえあれば私たちは挑戦的な番組を作ることができます。
成立の基準になっている「視聴率」がないのはある意味でメリットだし、結果の判断は皆様のメールや反応にお任せすることにしたいと思います。
ベタなまとめですが「さよならテレビ」にならないよう、まずは自分から、あらゆる可能性を排除せずに取り組もうと思いました。
ディレクター 松田大輔
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