DVD14弾の紹介(後編)
03月11日
154.光室積郵便局
今回久しぶりに訪問した郵便局です。
室積地区は歴史の名残を感じることのできる場所で、とても好きな場所です。
みたらい燈籠堂と普賢寺の仁王門、さらに御手洗湾が描かれていました。
当時ボランティアガイドの松井さんに各所をご案内していただきましたが、幕末の普賢寺でのエピソードは初耳でした。
第二奇兵隊の駐屯地でもあった同寺で、来嶋又兵衛と高杉晋作が会談中に銃撃をされたという話。
そんな話が口伝でお寺に伝わっているそうです。
紙に残りにくい歴史は、自分が年を取るにつれますます大切だと思うようになりました。
155.内日郵便局(下関市)&風景印の忘れ物
最初に訪問した時には池に浮かぶ塔を二つ見つけて、どっちが風景印に描かれているのかわからないということで、撮れ高が心配な回でした。
ところがちゃんと調べると、それは取水塔というとても貴重なもので、結果今回のDVDの表紙を飾るほどになりました。
テレビマンとして、いろんなものにアンテナを張るべきだということを強烈に学んだ場所として心に残っています。
後日、下関市上下水道局さんに改めてアポを取り、取水塔を撮影をさせていただきましたが、その内部は想像よりも深く、暗く、単純な構造であるのに驚きました。
その単純な建造物が日本の水道の歴史と直結していること、明治期に日本人が外国人に学びながら作り上げた大切な遺産であること。
無機質で冷たいコンクリートの塊が、いかに多くの人たちの救いになってきたか、またそのコンクリートの塊を築いたことが当時の技術者にとってどれほどの誇りになっていたか。
多くの学びを体験することができました。結果として到底素通りができる施設ではありませんでした。この取水塔を風景印の題材に選んでくれた内日局に感謝です。
また、そばにある溢水の逃がし口にする隧道にも入らせていただきましたが、ここもまた現在の隧道企画につながっています。
私にとってもこの取材をさせていただいたことが、とても大切な血肉になっておるわけで、このDVDの中でも特に見ていただきたいエピソードです
156.小郡郵便局
当時アニメの切手を貼ることを勝手に決めごとにしていましたが、小郡の題材にちなんで切手もSLにしようと当時一人でニヤニヤしたことを思い出します。
どさけんさんの「小学生が作文を読んでるみたい」というツッコミ。
私はこの5年8カ月の企画中ベスト3に入る名文句です。今でも時々思い出し笑いをいたします。
またこのエピソードは長谷川さんの鉄道愛があふれる回になっております。
その他、山頭火やナギの木にも着目しております。
以上、2回に分けてDVD14弾の紹介をたしましたが、どの回もおすすめです。
どうぞ皆さんふるってお申し込みください。
80名様にプレゼントをいたします。
3月31日まで受け付けています。もうすでに抽選は確定しておりますが勇気を出して申し込んでくださいww。
前回の13弾も20名ほどですが同時に募集していますのでこれを機会にぜひどうぞ!!
演出 松田大輔