だらだらと。
05月20日
おはようございます。もう木曜日ですね。なかなかブログをアップできなかったので改めて。
今週は田村正和さんの訃報から星野さん・新垣さん結婚と話題が豊富で、とてもとても12チャンネルをご覧になる余力はないとは存じますが、それでもにんげんのGO!をご覧いただいた皆さん。
ありがとうございます。
実を言うと私ですら2つのニュースにショックを受け、ここ2日ほどは12チャンネルをほぼ見ず、8チャンで古畑任三郎の過去の映像、3チャンでは星野・新垣のドラマ映像がたんまり流れるもんですから、この2チャンネルを中心にザッピングしておりました。この何日かで日本の芸能史に新しい数ページが確実に刻まれましたよね。
私は田村さんで言うともちろん「古畑任三郎」。あと、一時期「おとうさん」、「おやじぃ」など、父親役が続いたころによく見ていた世代です。
懐かしい。
もう少し上の方は「パパはニュースキャスター」でしょうか。
もっと上の世代は時代劇の田村さんが印象的なのかも。
今回のニュースでは田村さんのことを「国民的俳優」として紹介していましたが、まさにそのとおり。
ほぼすべての世代にとっても「田村正和像」が確かに刻まれています。
では、どうやって田村さんが国民的俳優になりえたかというと、各家庭にテレビが普及していたからでしょう。
テレビには功罪がありますが、このようにほぼ全国民が悲しむとかあるいは喜ぶというのは、明らかにテレビの「功」です。
田村さんは「映画ではなくテレビに育てられた」風なことをおっしゃっていました。
私たちにこのようなさみしいとか懐かしいといく感情を抱かせるのも、いつもお茶の間にテレビがあったから。
無機質な四角い物体がどれほどの国民の感情をかき乱したのか。
不思議ですよねぇ。
テレビの勢いが減りつつある現状、年を経るごとにこのような「国民的〇〇」という芸能人・有名人というのは減っていくのかもしれません。
(「国民的youtuber」というのは現段階ではあまりイメージできませんからね。)
ある特定のグループ、コミュニティにとっての有名人が垣根を越えて、隣のコミュニティでも騒がれるというのはなかなか難しいでしょう。
例えば声優の世界で天下を取った人が、隣の釣りの世界に乱入してルアーを投げるようなことはなく、それぞれのコミュニティーで安寧な日々を送るという状況。
小さな戦国大名が各地を治め、隣の国には攻め込まず。
ゆえに織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった全国を統一するような大名はなかなか生まれにくいみたいな。
全国統一ではなく、いかに自分の城下町が素敵になるかを考えるような。
井戸の中の蛙が井戸の中をDIYするような。
オチはないけど、ただこんな風なことを田村正和さんのニュースから感じました。
滝や隧道、アーケードというという非常に限られたコミュニティに特化した番組作りも、一周回って今の時代っぽいのかもしれないなと。
滝が好きだったり、番組の出演者のファンだったり、あるいは地元のことが好きだったり。
そんな小さなコミュニティを守っていけるように、そして時々は外からも興味を持った方が来てくれるような番組になればと思っております。
最後に新垣結衣さんのドラマで好きなのは「パパとムスメの7日間」です。
滝カード48枚目募集中です。すごく簡単な滝で行きやすいので、ぜひ裏面の地図を見ながら現地に行ってみてほしいです。
演出 松田大輔