余談と来月の放送の前振り。
10月22日
おはようございます。
本日雨の為、滝のロケが中止
⇒時間ができた
⇒よし!編集でもするか。
⇒ちょっと疲れたなぁ…
⇒ブログでも書いておこうかな
ということでなんとなく文章を書くことにします。
特別書くことがあるわけではないのですが、こないだロケした時の話を。
先週、番組の1.5軍メンバーでロケを行ってきました。
メンバーはこの4人・カッコ内は肩書or得意分野
右からおかふじりんたろう(大学生・ひげ)
長谷川一夫(切手・鉄道)
宇部マニアックス(宇部・隧道)
山口晋(ドローン・JR山口線)
以上です…。
この番組はあまり視聴率を気にして制作をしていません。
そもそも視聴率は計測していませんから、気にしたくてもできないのです。
唯一気にしていることは番組をいつもご覧になっている視聴者さんの声です。
面白かったという声が多ければOK、そうでなければどこかがおかしかったのだろうと軌道修正。
もう恥ずかしいのですがこれがこの番組のやり方です。
だから「どうせ見てくれないだろう」という人のためには番組は作っていません。
(作る余裕がないという言い方が正しいのですが…。)
番組のファンの人に向けて番組を作る。
好きでいてくれる人がちゃんと見てくれる番組を作る。
それに新たに共感してくれる人がいたらうれしいなぁ。
実はごくごく当たり前のことをしている番組なのです。
(ぼくはそう思うというだけですけど)
ほらピーマン嫌いな人に「チンジャオロース作ったから食べてよ」って言っても食べないでしょう。
これを無理に食べさせようとして、ピーマンを隠して盛り付けをしたり、風味のないピーマンを入れたりするから変な料理になる。
で、なんやごちゃごちゃして結局、ピーマンが好きな人にすら食べてもらえなくなる。
いったい何のためのチンジャオロースを作ったのだろうか?
私はこれが今のテレビ界に起きているジレンマだとざっくり解釈しているのであります。
さあこれを踏まえたうえでもう一度今回ロケをしたメンバーを見てみましょう。
右からおかふじりんたろう(大学生・ひげ)
長谷川一夫(切手・鉄道)
宇部マニアックス(宇部・隧道)
山口晋(ドローン・JR山口線)
いやあ、さすがに今回はヤバいのではないだろうか。
こりゃあ、肉の入っていないチンジャオロースです。
いくらピーマン好きだからって、肉の入ってないチンジャオロースはただの焼きピーマンです。
さすがにだれにも食べてもらえないのではないか?
このようにも思いましたが「ええい!やってまえ!だれも食べなければ俺が全部食ってやる!」
そんな心でロケをしてまいったのです。
まあ、少し自虐的に書きましたが、ロケの内容自体は割とちゃんとしたものです。
前回の隧道どうでしょうの番外編という位置づけです。
(仁保・浅地橋梁)
山口市仁保の浅地橋梁を紹介したときに、私は図書館で一冊の本を見つけてきました。
大正12年に作られた津和野線(今の山口線)の工事の資料です。
これをじっくりと見てみると、浅地橋梁のほか4つも同じ構造を持つ橋梁(線路の下を通る橋)があることが記載されていました。
JR山口線が山口駅から阿東方面に延伸して約100年。
今でもその4つの橋梁は存在しているのか?
私はほかの資料やインターネットにあたりましたがわかりません。
現地に行ったけど場所がよくわからないし、一人では心細くて帰ってきちゃいました。
そこでその存在を確かめるべく集まってもらったのがこの4人のメンバーだったのです。
目指すものがあるかどうかもわからないのでタレント不在、カメラも松田自ら回すという激安編成。
ただこのような結論ありきでないロケも、行ってみるとドラマが生まれるのです。
沖永さんという4番バッターが加わった直後に、どさけん、わだりえ、あるいは高橋真実、そんなレギュラーメンバーを温存。
1.5軍のメンバーで試合をすることになりますが、どうぞこの回を見ていただけると私はうれしいです。
放送は11月中頃を予定しています。
いやあ、うちは層が厚いチームだなぁ(笑)
下らぬことを書きましたが滝カード38枚目受付中です。
どうぞお申し込みくださいませ。
演出 松田大輔