アーケードヒストリー 道場門前編3回目
04月15日
おはようございます。
天気の良い月曜日、気持ちがよいですねー!
今週の放送はアーケードヒストリーです。道場門前商店街の3弾です。
各店舗の皆さんもとてもやさしく大好きな商店街です。
多くの方が商店街のことひっくるめて「道場門前」と言っていますが、厳密には違います。
安部橋(coopの近く)から遠藤薬局の交差点(山口駅へ続く道)までが道場門前。
それより西が西門前、東が米屋町、中市と続きます。
これを踏まえて頂いた上で、今回は道場門前商店街の3回目を放送します!
過去の歴史を紐解けば大内氏が山口を治めていた室町時代から現在の商店街のあたりは商店が並んでいたとのこと。
南北朝のころより続く商店街…といった記述もあるほどです。
七夕の提灯祭りはこのころからの伝統であるとされています。
その後、この地域の為政者は大内氏から毛利氏へと変わり、いったんは衰退しますが、幕末にはお殿様が城を萩から山口に移鎮。
再びこの周辺は活況を盛するようになりました。
以後、明治維新を経て街は近代化が進み、第二次世界大戦では山口は戦火を免れ昔の区割りはそのまま残りました。
戦中戦後の混沌とした混乱期を経て、いよいよ現在の商店街の様相に近づいてまいります。
出店不明ですが道場門前に割と出回っている古い地図があります。
おそらく昔の方が記憶をもとに書いた昭和初期のものではないかとのことです。
この地図を見ますとちらほらと知っているお店があるのがわかります。
そして金龍館の向かいにロシア人洋服屋とあるのがかわいいです。
戦前から続く老舗店では4代目や5代目の店主さんが頑張られ、また戦後にできたお店では3代目の店主が営業されています。
そこに新しく入ってきた若い方のエネルギーが加わりながら現在の商店街が形成されています
空き店舗が増え一時期に比べると寂しいとの声も聞かれますが、この場所に人が集まるのは地学的にも根拠があり、これまで培ってきた歴史があります。
私はまだまだ秘めたるエネルギーは相当なものがあると思います。
何といっても山口市の顔なんですから。
今回の放送では明治堂さんからスタートしてクレインさんまでの聞き取り調査を実施。
他にも後日各所に昔のお話を収録しています。
昔懐かしい映像と現在の様子を見比べながら、未来へ向けたアイデアなどを考えて頂ければと思います。
撮影や情報資料提供などでご協力して頂いた皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。
ディレクター 松田