宇部市上下水道局さん、ありがとう!
09月10日
おはようございます。過ごしやすい季節になりましたね。
今週は市議会中継がありますので水曜日まで10:40~ 14:40~の放送がお休みです。
申し訳ございません。
今週も前回に引き続き「風景印その先へ」をお送りします。
企画の内容は宇部市に風景印が少ないので「宇部マニアックス」こと山本健二さんに風景印候補を紹介してもらおうというものです。
前回、スパンキー、宇部太陽光発電所が「風景印としては…????」というお声もあったのですが(笑)、今回は「風景印映え」していると思います。
場所は「桃山配水池」といいます。
小高い丘の上にあって、浄水場できれいにした水をくみ上げて貯めている施設です。
いったんここに浄水を貯めておいて、高低差を利用して市街地に水を送っています。
宇部市にはこのような配水池がいくつかあるのですが、この桃山配水池は長い歴史があるとともに、斬新な発想力をもって唯一無二の存在感を示しています。
(水道局の皆さんと)
まずこの見た目。僕は宇宙船だと思いました。
貯水池のタンクの上に展望台をくっつけるという斬新な発想。
配水池はその役割上、市街地より高い場所にあるので、展望台を付ければそれは景色がよいはず。
実際かなり見通しがきいて楽しい場所でした。
その発想自体はそう不思議なことではないのですが、僕はその発想を実行に移したという事実に対して、とても「素晴らしい」と思うのです。
配水池というのは市民の水瓶である以上、とてもナイーブな場所です。
万が一、ここに何か起きた場合、市民生活に多大な影響があります。
ですから施設はフェンスで囲われ、一般開放しないというのが当たり前なのです。
本来はそれでよいのです。
それをですよ。
わざわざ展望台をこしらえて、期間限定とは言え一般開放開放するという決断をして、それを長年継続されている事実。
僕は宇部市の上下水道局の皆さんに惜しみない拍手を送りたいと思うのです。
「どうやって水が供給されているか、市民の皆さんに触れてほしい」
「水のありがたさをもっと知ってもらいたい」
「高い位置にあるんだから宇部市の眺望を楽しんでほしい」
きっと、そのような思いがあるからこそ、このような展望塔を作られたに違いありません。
この展望台の裏には水道局の職員さんの自らの仕事に対して持っている「プライド」。
訪れる人、主に宇部市民に対しての「信頼感」。
生活を楽しく豊かに送ろうじゃないかという「遊び心」。
高さ14mのブルーの展望台を見上げながら、職員さんの「市民に優しく、心に秘めた覚悟」を感じました。
(普段は行けない屋上で)
私が水道局の心意気に拍手を送ったのは、同様の覚悟はテレビの世界にこそ必要だと思ったからです。
タレントが街を歩けば、周囲にほとんどモザイクをかけ、何か確定的なことを言ったと思ったら「これは個人の感想です/諸説あります」などのテロップを入れて予防線をはる。
もちろん誰かを傷つける恐れがあったりする場合にはこのような配慮は必要なのですが、ほとんどは制作側の過剰な自己保身によるものです。
自己保身でモザイクを付けるならまだしも、今ではもうつけることが当たり前。
理由もわからず、一般人の顔にはモザイクをつけるのが当然だと思っている。完全な思考停止状態です。
多くの人に情報を届けるという仕事への「プライド」。
番組を共に楽しんでいただける視聴者さんへの「信頼感」。
面白い番組を作りたいという「遊び心」。
そのようなものがあれば決して今のような状態はあり得ないと思います。
身の回りで実際に起きた笑い話なのですが、ある番組でチアガールが足を上げた瞬間にスカートの下が少し見えたそうです。
もちろんチアガールですから、当然見えてもよい短パンをはいているので問題はないのですが、その映像を見たテレビマンはこう言いました。
「あのパンツにモザイクをかけろ!」
いかがですか?
短パンにモザイクをかけたら、余計にいやらしく映りませんか?
話は戻りますが桃山配水池。
第2第4の土曜日と日曜祝日(※元旦は除く※6月は第2ではなく第1土曜日)に配水池は一般開放されていて海抜80mから市街地を一望することができます。
たまにはこんな変わった場所にお出かけするのもいかがでしょうか?おすすめです!!!
ちょっと話がそれたのでここでは書けませんでしたが、隣の古い建物「旧1号配水池監査廊入口」ここも宇部の歴史を語るうえで外せない貴重な場所ですよ。
◆風景印220景DVD10弾プレゼントのお知らせ
9月いっぱい受付中です。すでに80以上の応募をいただいているので抽選は確定ですが、まだの方どうぞお申し込みください。
(80と言いながらもう少し多めに制作しますので!)
上記メールフォームもしくははがき・FAXでお申し込みください。
〒753-8538 山口市中園町7-40 山口ケーブルビジョン にんげんのGO!係
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ディレクター 松田大輔