風景印 その先へ。そして宇部マニアックスさん
06月25日
おはようございます。また新しい一週間がやってまいりました!!
最近は新しい企画を乱発しており、たのしんどい毎日です。
今週は新企画3弾です。
タイトルは「風景印 その先へ」
こないだ目にしたお酒の名前をヒントにしました(笑)
さてその内容。タイトルの通り「風景印220景」の番外編です。
(まだ引っ張るか~!!とか言わないで。)
実は風景印、県内の225の郵便局に配置されていますが、郵便局自体の数は県内に405あります。
(簡易局含む2018年5/31時点)
つまり私たちは郵便局を220以上回って風景印を調べたから、山口県を制覇したぜ~!!などと威勢の良いことをほざいておりましたが、
実は郵便局の総数の半分ほどまわったにすぎず、つまるところ、山口県の一部の知識を得ただけに過ぎなかったのです。
例えるならキャバクラに通いあげて、毎日のようにA子ちゃんを指名して、ありとあらゆる話をして彼女の全てを知ったと思っていた男が、お昼にA子ちゃんが違う仕事をしているのを見かけたようなものです。
A子ちゃんには夜の顔のほかに、もうひとつ、お昼の顔があったのです。
ああ無情。
話がそれましたが、つまり風景印のないところにも「まだ風景印になっていないモノ」があるはずだ!
だからそれを探しに行こう!というのが企画の主旨です。
そこで私、ハッセーに聞きました。どこの市町に風景印が少ないかを。
そこから算出したのが下の県内市町別の風景印配置率のランキング。
※配置率は配置郵便局を全郵便局で割って算出。小数点以下を四捨五入してます
1位:和木町 100%(1局中1局に配置)
2位:防府市 91%(23局中21局)
3位:山口市 83%(41局中34局)
4位:下関市 80%(75局中60局)
5位: 光市 72%(11局中 8局)
6位:長門市 65%(20局中13局)
7位:美祢市 56%(23局中13局)
8位: 萩市 52%(25局中13局)
9位:周防大島町 50%(18局中 9局)
9位:田布施町 50%( 4局中 2局)
11位:山陽小野田市46%(13局中 6局)
12位:周南市 42%(38局中16局)
13位:柳井市 38%(16局中 6局)
14位:岩国市 31%(45局中14局)
15位:上関町 29%( 7局中 2局)
16位:平生町 20%( 5局中 1局)
17位:下松市 18%(11局中 2局)
18位:宇部市 16%(31局中 5局)
19位:阿武町 0%( 4局中 0局)
この統計で何を感じられましたか?
郵便局数はその行政区の面積や人口に左右されるので多いとか少ないの論議はあまり意味がありません。
ただ風景印の数については増減は各郵便局さん次第というところがあるはずです。
こうしてみると地域によって「風景印熱」にかなりの差があることがわかると思います。
一概には言えませんが西高東低のようにも見ることもできますね。
さて、ひとつひとつ見ていきましょうか。
和木町はサンプルが1局なので傾向はわかりませんが、防府・山口・下関、この辺りは風景印文化が「お盛ん」ということでしょうねぇ。
関門橋や周防大橋と同じようなデザインで数を稼いでいる面は否めませんが、もちろん「ある」というだけで素晴らしいことです!!
一方、下位の集団。こちらは番組であまり紹介できていないグループになります。
「もっとロケに行きたい!」地域です
最下位の阿武町は風景印が0のため、番組で一度も行けていないということ。
ただ、全体でも4つしか郵便局がないので、仕方のない面もあります。
今後4つのうち1つでも風景印が設置されれば「うちもうちも」となり、新たな風景印文化が生まれる可能性もあります。
さあ、問題は18位の宇部市です。
31局も郵便局がありながら、風景印があるのはたったの5つだけ。
配置率の低さもさることながら、番組で未開の郵便局の数は26局。これはダントツの多さなのでございます。
さらに問題なのが宇部市は私たちのケーブルテレビの放送エリア内なのです!!!
私たちが一番ちゃんと良いモノを紹介しないといけない地域でありながらこれまでいかに宇部市を見過ごしてきたか!
いかがですか!皆さん!
こんな地元に冷たいケーブルテレビ局でよいのでしょうか!!
私たちはもっと宇部市に行かなくてはいけないのではないでしょうか!!!
…ということで「風景印 その先へ」。
まず手始めに宇部市をちゃんと見つめなおすことにしました!!
で、どうやってまだ見ぬ宇部市の良いところを探せばよいか。
この疑問を一発で解決してくれる人を見つけました。
その人こそ「宇部マニアックス」さんだったのです。
(↑ピンクは明るくなれる色・ラッキーカラー)
ブログやフェイスブックで宇部市の本当に細かい情報を紹介しておられます。
もう、ぜひとも見て頂きたい。
なんのこっちゃわからん写真から、たぶんすごい貴重な写真まで網羅されています。
http://ubemaniacs.main.jp/
私も初めてこのブログを見たとき「すごい人がいる!」「会いたい!!」となり、すぐにメッセージ欄からアポを取り、会いに行きました。
宇部市のファミレスで待ち合わせ、一緒にドリンクバーを飲みました。
本名は山本健二さんといいます。
とても物腰の柔らかい方で、奇遇にも私と大学・学部が同じでした。
そして「マニアックス」と自称しているのでやはり一つのものを徹底的に追及するあたり、番組に出演中のHさんと共通点がありました(笑)
Hさんは切手や鉄道などですが山本さんは地元「宇部市」のあらゆる事象が守備範囲です
(↑岩が好きなのではなく、「宇部市の岩」だから興味がある)
だいたい私は、なんでもいいのでマニアさんの話が大好きなのです。
これは私が飽ききやすい性格で、何のマニアでもなく、薄っぺらい人物であるからに他なりません。
マニアさんに話を聞いたらもう知らないことばかり教えて頂けるわけなので楽しいに決まっています!!
そもそも「マニア」というのは何かに突出している「研究家」と根本的には同じだと思います。
経済や政治、あるいは科学・生物などの研究家ならば大学教授やコメンテーターなどとして、人から尊敬される地位を築くことが可能です。
一方で、その研究テーマが歴史の浅いものであったり、生活重要性の低いものであったばかりに「○○マニア」と呼ばれ、ちょっとニヤっとされるわけです。
しかしながら、何か一つにこだわり続けることは素晴らしいことだし、大げさに言うと神様が与えてくれた才能だと思います。
そういうあらゆる分野の「マニア」さんがこれまでに地球上に存在してくれたがゆえに現在の繁栄があるのです。
だからこそ、マニアさんに対して「それが何の意味があるのだ!」などとスルーするのではなく、一人の研究家として尊敬をもち接するべきだと私は考えております。
で、宇部マニアックスさん。
50代男性。ピンクの帽子をかぶり、ピンクのマフラーを身にまとい私の前に現れました。
さすがにちょっとびっくりしましたが、話を聞いてみると宇部愛があふれ、ファミレスのドリンクバーを注ぎに行くことさえ時間がもったいないと感じられるほどでございました。
そんな宇部マニさんに番組出演の快諾を得て、ロケをしたのが今週の放送です。
ロケの時に初めてあった長谷川さんは、一瞬で意気投合。
一方私と同じく何かのマニアではないどさけんさん。
最初は「やばい…」という言葉から始まりながらも、宇部マニさんの話に引き込まれていかれました。
宇部マニさんに宇部市内をいろいろ案内していただき、ロケの最後にどさけんさんが言った言葉が面白かったので書き出しておきます。
「初めて会ったときヤベエ人と思いました。
で、しばらく話してみると、ちゃんとしたすごい人と感じました。
で、一日ずっと話してみると、やっぱりヤベエ人じゃねえか!と思いました。」
面白いですねぇ。
そんな宇部マニさんに今週は2つばかり「風景印220景で紹介していない宇部の良いところ」を教えてもらっております。
どうぞお楽しみくださいませ!!!
ディレクター 松田大輔