週末は家で寝太郎でした。
11月09日
木曜日になってしまいました…。
先週末から恥ずかしながら風邪をひいてしまい、11月5日(日)の仁保の道の駅でやっていた長谷川さんのコレクション展に行けませんでした。(視聴者さんがたくさん来てくれたと長谷川さんは喜んでいました!よかった)
ですので、先週末はずっとテレビを見ておりました。
テレビと言ってもアベマTVというインターネットテレビ。元スマップの3人が出演していた72時間テレビです。
飛ばし飛ばしでしたが、3人が生き生き出演していたのが印象的でとてもたのしかったです。
同時に、テレビは過渡期にあるんだなあという実感が強くわきました。
ちょうど同じ日に「めちゃイケ」が終わるというニュースが出たのも、一層そんな気持ちを強くさせたのかもしれません。
大阪でADをしていたころ「めちゃイケ」は僕たちの世界ではあこがれの番組でした。
あの番組を担当したいと思っていた人、周りにたくさんいましたし、テロップとか効果音のつけ方、真似しちゃうんですよね。
画面の隅に四角いマットで「!!」とか漢字を入れたりするああいうテロップなんて、めちゃイケから広まりましたから。
土曜の8時にテレビの前に集まって、時に視聴者として、あるいはテレビの作り手として、若手ADたちとああだこうだと話しながらと見ていたのを思い出します。
あるとき、後輩にめちゃイケのAD(アシスタントディレクター)だったいうヤツが中途入社で入ってきことがありました。
そりゃあ、もうあることないこと聞きまくりですよね。もうあこがれの番組でしたから!
聞くとやはりすごいんです。
彼曰く
「総合演出の○○さんはショートスリーパーで全然寝ない。だからみんなが寝れない。」
「構成作家の○○さんはいつも台本をFAXで送ってくるが、字が汚いから大変だ。」
「毎週会議の日は夜中から朝まで会議。とてもピリピリした空気で胃が痛くなる。」
「土曜8時の段階で前半の30分しかできていなかった。後半はまだ編集中で完成後に送出の部屋に走るけど、途中エレベーターが遅れたらどうなるのか冷や冷やした。」
…こんな修羅場を聞かされて唖然としたのを覚えています。
同時に当時日本一のバラエティーですらこれほどのことをしてやっているのだから、自分も手を抜けばさらに差が広がるだけだとなぜか変なライバル心も湧いていました。
いわゆる”めちゃイケ班”はそんな環境で20何年間、出演者はじめ、歴代のディレクター・AD、ほか多くのスタッフがそれはそれは身を粉にして、泣き笑い、いろんなものを犠牲にして作り上げてきたのでしょう。
そんな番組があと半年で終わるとおもうと 心からハッピーエンドであってほしいと思います。
話がそれましたが、めちゃイケの数万分の一の予算でやっております風景印220景は今回は山陽小野田市の厚狭を訪れました。あの町を作ったといっても過言でない「寝太郎さん」について取り上げております。
(寝太郎堰の前で)
ガイドさんの言葉がとても印象的。
「寝太郎さんが誰かはわからないが、誰かが堰を築いて荒れ地を田んぼにしたのは事実だ。」
寝太郎さんの正体が知りたい!
いつか寝太郎さんの正体を探るドキュメント番組を作りたいと思います。
作れたとして、その時はテレビで放送することになるのか、インターネットで放送することになるのか…。
ディレクター 松田大輔