写真で性格分析!
09月11日
※13日(水)まで市議会中継で10:40~と14:40~の放送はお休みです。ご了承ください!
おはようございます。朝晩めっきり涼しくなりましたね!
「読書の秋ですか?スポーツの秋ですか?いやあ私は食欲の秋ですね。」
…みたいな会話が今年もまた聞こえる季節になりました。
そろそろ新しい”○○の秋”がでてきてもよいのでは?
先ほどから考えていますがほしのあきしか思いつきません。
脳みそが夏の間にどろどろにとろけてしまっております。
さて今週の放送は引き続き夏の大島編です。
前回は街ブラ。今週は山ブラです。大島ならでは景色が登場。やっぱり離島ならではの良さがあります。
離島シリーズこれからもやっていこうかなとみんなで話しておりました。(いつゴールする気?)
今回は二人に懐かしの写るんですを渡して「島で気になったものがあったら写真撮って!」とお願いしておりました。
ロケ後、現像に出して出来上がった写真を見ると、同じ場所に行ったにもかかわらず2人の写真があまりに違っていたのが非常に面白かったです。
結局その人が何に注目したのかを視覚化したものが写真ですから、その写真に撮影者の性格があらわれるといっても過言ではありません。
このブログでは二人の撮った全写真を公開して二人の性格分析を行ってみようと思います。
続いて長谷川さんの写真(19枚)
そのまま並べて載せましたがいかがだったでしょうか?「こんなにも違うかね!」と私は思いました。おんなじとこに行ってるんですよ。
◆私がまず気づいたのが写真に写っている人物の数です。
どさけんさんの写真にはガイドの国光さんを中心に6枚の人物写真がありました。
一方の長谷川さんはたったの1枚だけ。それも唯一写っているのは島がメインで端にカメラマンを入れ込んだものがあるだけ。
あんなに社交的な性格ですが写真となると人物は二の次のようです。
◆そしてどさけんさんの写真には「木製のおっぱい」の写真をはじめ「郵便局から出てくる長谷川さん」「干されたサンダル」「振り向きざまの国光さん」といった”ボケ”を感じさせるものが多いのに注目です。
芸人という職業柄、ただ写真を撮るのではなく「ちょっと人と違うものを撮ってやろう」という意識が垣間見えます。
ところが長谷川さんの写真にはそのような撮影者の意識が見えません。
ただひたすらに自分が見たものがそのまま写っています。誰かに伝えようとか、わかってもらおうとかそういう意識の欠如を私は感じました。
人の目を気にせず、自分の興味のあるものを集め続けてきた彼の生き方は写真に如実に表れているようです。
また、長谷川さんが撮るものはどうしてもマニアック臭がまとわりつきます。
「フェリー」の写真が2枚。横からのには郵便局のマークを入れたかったのでしょうし、後ろからのは車を運ぶ機械類に萌えたのでしょう。
「水産物の籠」と「いかり」、さらには「タイヤとゴミ袋」の写真。また名所である「七名塚」はまさかの裏面を撮るという行動。
…まさに陽と陰。二人の間には少年ジャンプとガロほどの対局性を感じざるを得ません。
◆あともう一つ気づいたことは写真の角度です。
どさけんさんの写真は対象物に対して正対で(真正面から)撮ったものが多いのです。(うさぎの門番/食堂の看板/井戸/道路整備の石碑…など)
おそらくいろんな場面で人や出来事に正面から対峙するという素直で真面目な性格があるのでしょう。どさけんさんの親しみやすさはそこが原点なのかもしれません。
一方の長谷川さん。旅館や石碑の写真などほとんどは斜めから撮影し、奥行きを出すことに気を付けていることがうかがい知れます。
彼は若いころ写真の専門学校に通っていたので技術的に奥行きを出すポジション撮りが身に染みているのかもしれません。
ほとんどの写真はきちりと構図が守られていて、写真の分野で生きていたプライドを感じました。
ただし苦労して身に着けた写真技術なんかよりも大事なものがあります。
ラストの写真(三菱のプレート)だけこれまでのセオリーを無視して、真正面から撮影されていますね。これ何でだかわかりますか?
これは船の型番を記録するために撮っているからに他ならないのです。この場合技術うんぬんはどうでもよいのです。
後で見返す時にどこの会社が製造したかとか、何年製であるとかを知るためにシャッターを切りました。
写真を芸術ではなく記録メモリーとして扱っています。だからこの写真だけ念のためにもう一枚、同じ写真を撮っているのです。
おそらく長谷川家のアルバムにはこのような型番のプレートなどの写真がところどころ散見されるのでしょう。
◆まとめ
二人の撮った写真を並べてみて、個性は全く異なりますが、それぞれが関心を持つものにまっすぐなのがわかりました。
きっとこういうところが番組の中でまじりあってうまいこと化学変化を起こして、これまでやってこれたのでしょう。
引き続き残りのロケも楽しくできたらと思いました。
こんなくだらない長文をここまで読んだあなたにぴったりなのは「読書の秋」で決まりです(^O^)
ディレクター 松田