今週はタイムスリップ!
08月04日
さあ!今週は麻生郵便局・下関東郵便局をとりあげております。
一つ目に行った麻生というのは美祢市の豊田前町という場所にある地区です。今は”民間初の刑務所”がある場所として知られていますが、その昔麻生という豪族がいたそうです。
その麻生氏の始祖だという又二郎盛綱という人物の供養塔が風景印の題材になっておりました。
僕は歴史に多少興味がありますからいいですが、歴史に興味がない方にはちょっとスルーしたくなる題材かもしれません。
実はロケ当日、私たちも何のことやらわからんかったので、神社に行ってすぐにシメのコメントを撮って帰っちゃっいました。
人もいないし、麻生八幡宮の電話もつながらないし。早く次行きたいし。この後飲み会あったし。
ただ、いざ放送するとなると「ようわからない」では終われないので調べますればなかなか面白かったのです。
美祢市の歴史民俗資料館に聞いたところ、麻生氏のルーツは2説あり、①関白:藤原道隆説(摂関政治で有名な藤原道長の兄) ②藤原秀郷説(平将門討伐で功績)
どちらもなかなかの有名人です。wikiに乗ってるし(笑)
そんな麻生氏がここを治めることになり、以降この周辺で麻生という苗字の家が誕生したといいます。今でも下関市にはこの麻生をルーツに持つ方がおおくいらっしゃるとか。
いやはやロマンありますよね~!!
NHKに「ファミリーヒストリー」という番組があります。毎回1人の芸能人の先祖を取材陣が戸籍をや母校の資料や古い地域の文献をたどったりしてルーツを掘り下げるんですが、この番組が私大好きなんです。
もう感動のオンパレードです。曽祖父と曾祖母がどこでどうやって出会ったとか、5代前の先祖はハワイに住んでいたとか、本人でも知らないことをNHKが徹底的な取材力を持って突き止めるわけです。
バックトゥーザフューチャーのようにご先祖様のどこかで、ちょっとでも歯車が変わっていたら自分の存在はないわけですから、自分の先祖の真実を知って多くの出演者は涙を流すのです。
うれし涙や悔し涙とは違う、なんという種類の涙かわからない涙をです。
私も先日、萩の祖父母の家に帰ったときに、古い写真や祖父の書いた”松田家の歴史”というワープロの文章を見せてもらいました。ウチの歴史は新しく明治以降に松田チカなる人によって始まったといいます。
チカさんは、私のおじいちゃんのおばあちゃんに当たる人なのですが、毛利家の奥女中で働いていたと伝わっています。
タイムリーですよねぇ!!
毛利家の奥女中と言えば、大河ドラマ「花燃ゆ」で文さんが働いていたところです。調べるとチカは文さんの5歳年下でした。
もしかしたらウチのご先祖様は文さんと会ったことがあったかもしれません。
…こう考えたらなんとロマンチックなことなのでしょう。
歴史というのは年号を覚えるのではなくこういうことを知ることが楽しみなのだと思います。
さあ、歴史に興味を持った皆様、現在12チャンネルで放送中「維新碑探訪 長州人の生きた道」を見ようではありませんか!
1日に3回(8:40・12:40、18:30)、1か月おんなじものを放送しています。すげえ放送回数じゃ~!!!!
今月のテーマは井上馨です!
(井上公園で。何遠亭ができてます。)
ということで、ウチの番組の宣伝で本日のブログを終えさせていただきます。
歴男ディレクター 松田大輔