今週は「大内」へ行きます!
03月17日
高らかに宣言しましたが、完全に生活圏ですので、書いていて違和感ありありです。
別にビッグの2階におもちゃを買いにいくわけでも、ゆめタウンの10倍デーにポイント目当てにいくわけでも、ユニクロでヒートテックを買いに行くのでもなく、風景印220景のロケで行くのです!
まあ正直テンションはあがりませんわな。よく行く場所ですもの。
そりゃ聞いたこともない土地や船でしか行けない島に行くほうが気持ちが盛り上がるわけです。
古女房よりも若いキャバ嬢と喫茶店に行くほうがテンションが上がるのとおんなじ理屈でございます。
そんな私にとっての古女房こと「大内郵便局」。出た図柄は大内人形と山口インターチェンジでした。
「ほら。やっぱりそんなものか。」
すでに知ってることをおさらいすることほど退屈なものはございません。
しかしながら、ため息まじりに向かった大内人形の工房で新たな発見がいくつもあったのです。
お邪魔したのは大内菅内にある「中村民芸社」さん。
(http://nakamuramingeisha.jimdo.com/)
本来ならばアポをとり、日時を指定して取材するのがルールなのですが、今回特別に突然の取材にもご対応いただきました。
ありがとうございました。
このお店で長年連れ添った古女房(=大内人形)の新たな魅力を再発見するに至ったのです
まずは、ご存じない人は少ないとおもいますが大内人形というのはこんなやつ。
大内氏の時代から続く伝統の漆器の技術で作られている人形で、市内に6軒の工房で制作されています。
ここまではほとんどの山口市民が知ってる大内人形情報ですが、ここからはNEWです。
大内塗のギターです。いやはやロックです!
中村さんは言うのです。
「大内塗で塗れないものはない」と。
さらに…
大内塗でペインティングされたエヴァンゲリオンです。
碇シンジは言うのです。
「逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ」と。
伝統を守り抜くあまり、新たなチャレンジから逃げてしまっては発展はないのです。
そして…
大内さんと仲良し!ザビエル人形です
中村さんが姉妹都市との交流の為に依頼されて作ったそうです。
気になるのは「彼の頭頂部がどうなっているのか!?」ということですが、高い棚の上に置いてあったのでわからずじまい…。
さらに!!
ただのお椀じゃないのです。
赤間硯の粉の入った萩焼の土でできたお椀を、大内塗で仕上げたお椀なのです。
山口県の伝統工芸が一つになった商品。これから県外にもどんどん販売網を広げていこうとされています。
どれも遊び心があり、新しいチャレンジ精神があふれていました!!
先ほど、古女房よりも若いキャバ嬢がいいなんて言いましたが、撤回させていただきます。
長年連れ添った古女房も少し化粧を変えたり、ちょっと香水を変えたり、ちょっと髪型を変えることで、まるで新婚当時の初々しさを取り戻す場合もあるのです。
世の奥様。たまにはイメージチェンジしてみませんか?
そして世のお父さま。たまには奥様を見つめなおしてみませんか?
大内郵便局はそんなことを思わせてくれた郵便局でございました。なんのことやら。
そして今週はプレゼントも。
中村民芸社さんで購入した大内塗グッズを合計3名様に。
①大内塗箸置き
②大内塗耳かき
③大内塗ストラップ
ご希望の商品とご自身の住所を忘れずに上記のメールフォームよりご応募をお待ちしています。
またはお葉書・FAXでもOKです。締め切りは3月25日。どしどしご応募を!!
ディレクター 松田大輔