風景印220景・徳地にて
02月14日
今週は「風景印220景」をお届け中です。ブログ更新がなかなかできず申し訳ございません。
今週は山口市徳地の堀郵便局1つだけの放送ですが、なかなか奥深い内容になっています。
徳地を歩けばどこもかしこも「重源ゆかりの~」という枕言葉が付くわけで…。
長いことケーブルテレビで取材をしていると、「また重源かよ!」ってな気持ちになったこともなかったとは申しません。
正直、「もっと他にないんかい!」と思っていました。重源さんすみません。
このたび改めて重源さんを取材してみると彼の功績がいろいろと伝わってきました。
・京都からわざわざ山口の山奥までやってきたこと。
・東大寺再建のための強い思いをもっていたこと。
・作業する民のためにも石風呂建設など気を使っていたこと。
そして僕も知らなかったのですが、山口に来たときすでに61歳だったそうです。
何の確証もないけど、当時の61歳って、今の80歳くらいなんじゃないですかねぇ!?
キャバクラで女の子にキャッキャ言って「若~い」って言われるような現在の61歳ではないのです。
平均寿命が今よりももっと短かった鎌倉時代の61歳なのです。
「おれちょっと山口で木材採ってくるわ」って言って京都から来た61歳の偉大さ。
僕は感動しました。
山口の61歳のみなさん!重源さんに負けないように新たな青春に燃えてみませんか!?
まああまり頑張られると僕ら世代がいつまでたっても独り立ちできないので、ほどほどにしてほしいのですが…。
追伸、私の母も今年61歳。同い年の重源さんの銅像を見ると複雑です。
ディレクター 松田大輔