今週も宇部マニアックス。先週よりマニアックス。
07月02日
西郷どんを毎週見ておりますが、そろそろ長州藩との関係性が密に描かれる時代に入ろうとしています。
本日、長州藩士で遊撃隊という部隊のトップで活躍した来島又兵衛役に長州力が選ばれたとのニュースに接し、その手があったかと手を打っております。
西郷隆盛とは禁門の変で対峙した因縁があるので、必ず登場すると思っておりましたが配役に納得です。
花燃ゆの時はたしか山下真司さんだったので、また山口県出身者が演じられることになるようですね。
劇中リキラリアットをするらしい(笑)
この来島という人物、肖像画が残っていて、戦国武者のように描かれているので武骨で男くさい人物だったと思われがちですが、算術にも強く、安政の大地震の時には江戸屋敷の復興を率先して行った切れ者の役人でもあります。
吉田松陰からも胆力あり剛力あるうえで優秀な役人でもあると評されています。
また江戸の奥方を国元に返すという役目を仰せつかり、都会を離れたくない女中たちを必死で説得したというエピソードもあるそうで、(もちろんそんな細かいことは西郷どんでは描かれていないと思いますが)そんなことを長州力がしている場面を想像するとにやけてしまうわけでございます。
来島又兵衛については「維新碑探訪 長州人の生きた道」でも今後紹介しますのでどうぞ合わせてよろしくお願いします。
https://comichan.c-able.ne.jp/ishin-hi/
(結局、ウチの番組の宣伝でした!)
さて今週の放送は「風景印 その先へ」。
先週に引き続き、宇部市の風景印がおかれていない郵便局管内のいいところを紹介しております。
プレゼンターは宇部マニアックスこと山本健二さん。フェイスブックやブログなどで活躍するその名の通り宇部マニアの人です。
http://ubemaniacs.main.jp/
今回訪れたのは床波地区です。私も雰囲気がとても好きな場所で、今後失恋したりすることがあったら、あそこの海で一日中岩に腰掛けようと思っています。
床波の良いことろを3か所めぐっております。先週よりマニアックな場所を取り上げておりますが、宇部の方はもちろん、山口防府美祢の方もどうぞよろしくお願いします!
最後に雑談を。
昨日、所用のため萩市に住む母が山口市の私の家に来ました。
用事を済ませた後、新しく始めた「滝巡り」の番組を見せてくれというのでDVDで見せました。
1週目は滝の企画説明と達人の話。で2週目に滝巡りに出かけるという内容なのですが、1週目を見始めたらすぐにこう言ったのでございます。
「ああもう、こんなちんたらした話はえぇけぇ~、早う滝を見せてーや!」
超失礼じゃないっすか?
息子の仕事に対して普通そんなこと言います?
「おかあさん。ぼくはね、ただ滝が流れるイメージDVDを作ってるんじゃないよ。
滝巡りに関して、いろいろ苦労したり、無駄話をしたり、そしてようやく到着して喜んだり。
そういう一連の流れを含めて、それをもって滝も楽しいなと思ってもらえるような番組を作ろうとしているんだよ。
だから始まってすぐになんの脈絡もなく滝は出てこないよ。
逆にいきなり滝を見せたらびっくりするでしょ。
そして次に何を見せるの?そうでしょう?
番組には流れがあるの。なんで滝巡りをすることになったかを説明して、さらに滝の達人の話を聞いた上で、そしてようやく滝へ向かうの。
そして道中にいろいろあってようやく滝にたどり着くの。じゃないと滝の美しさとか共感を得られないでしょう。
考えてもみてよ!なんの世界でもそうでしょ。
例えばレストラン行ってコース料理を頼んだら料理が順番に出てくるよね。
お母さんの言っていることは、スープとか前菜いらんからいきなりメインディッシュの肉を持ってこいって言ってるのと同じだよ。
前にいろいろあってメインを食べるからこそおいしいんだよね。引き立つんだよね。
いまやってるWカップのサッカーだって、開始の笛とともに何の考えもなくシュート打ったって点は入らないよ。
パスしたりドリブルしたりして相手の陣形を崩してようやくシュートして点が入るんだよ。
いや、そうしたって入らなかもしれない。
だからみんなドキドキしたりわくわくするんだよ。。
世の中には【過程】とか【段取り】とか【作戦】とか【演出】という概念があるんだよ。
だからいきなり滝だけ見たいとか言うのってがさつだよね。おしゃれじゃないよね。ださいよね。
そんなに滝だけ見たいなら図書館に行って滝の本を借りてきたらよいよね。」
私は本来ならこう説明したかったのですが、心で思ったことがそのまま口に出るわけではなく
「うるせえな!いいからあと20分見とけば滝、勝手に出てくるわ!黙って見とき!」
こう言いました。
お母さんはB型。僕もB型。血液型占いがデマであることを祈りたいです。
ディレクター 松田大輔