選挙でビックリ。
04月28日
昨日は12chは山口市の将来を託す市議会議員選挙の速報番組でした。
私の仕事は大内長野のリフレッシュパークに詰めて、開票結果をいち早く本社に知らせる係でした。
その体育館での光景はあまり見ることもできない驚きの連続でした。
まず、投票用紙を読み込む機械。
機械に漢字とひらがなをインプットさせて手書きの用紙が誰に投票されたのか判別し、新聞の輪転機の要領で分類されていきます。
機械で読み取れないのものは、人間が判別し仕分けし、また誤字などがあればそれを一票とするかどうかを、何人かでチェックをします。
何重ものチェックの上で開票作業は進みます。
そして、つみあがった投票用紙をバードウォッチングよろしく双眼鏡でのぞきこむ関係者さんたち。
ぼくなんて親しい知人に候補者がいないもんですから、結果は「明日の新聞見ればいいわ」くらいの感覚ですが、やはり当事者は一秒でも早く結果を知りたいわけです。
200ずつ束ねられた用紙が積みかさねられ、その高さを遠くから確認し、用紙に鉛筆でチェックし当落の目安を図ります。そんでそれを誰かに携帯で電話しています。
開票作業にあたる職員さんも的確に分担作業をこなしておいででした。
よくはわかりませんが確認をする人、数える人、機械を操作する人、マスコミ対応の人、それはそれはてきぱきと自分の仕事をこなしておいででした。
綿密なリハーサルのたまものなのか、これまでに何度も積み重ねた経験からくるものなのか、体育館の2階から見るとその動きがよくわかります。
このような縁の下の力持ちのおかげで選挙はスムーズにかつ公平に進行し、だからこそ候補者もしっかりと責任を持ち自分の理想を掲げないといけません。
それを私たち市民が冷静な目で、誰ならば山口市を任せられるのかを選び、一票を投じるのです。
ああ、それが選挙だったのですね。
このようなことは、昔、社会の授業や公民の授業で習って知ったつもりでいましたが、実際の様子を見ないとわかりません。
候補者はもちろん、支援者、開票作業の人、選挙に携わるいろんな立場の人たちがあんなに本気なら、投票日に家でゴロンとなんてできないわけです。
ああいう場所を大学生なんかの社会見学の場所にしたら、若者の投票率低下に歯止めがかかるのでは!?と一瞬思ったのですが、やっぱ難しいかな…。
僕も大学生の時そんな場所より、かわいい女の子とドライブしたり、お酒飲んだりしたり、カラオケ行ったりしたかったもの。
まあ、開票所に面白さを感じ始めたのは、僕がおじさんになったからなのでしょう。
ただあの場所で間違いなく山口市の歴史が動いているのです。
自分より若い人にあのリアルと生々しさを肌で体験してもらうことができれば、政治や地方に関心をもった若者が増え、新しい発想が生まれるかっこいい山口市になる気がするのですが…。
…って、こんな風なこと言う人を大学生の僕は「おっさん」と言ってバカにしていたのですが、まさか「おっさん」になってはじめて「おっさん」の言っていたことが分かるなんて。「おっさん」の連鎖。
さあ話は変わり、社会見学に行く間もない学生・その他山口県民の皆様。
家に居ながらにして県内の隠れた名所を知れる風景印220景の時間ですよ。
最近は1回に一つの郵便局しか放送できませんでしたが、今週は久しぶりの2局訪問です。
徳山一番町郵便局と大田郵便局訪問!
徳山一番町ではなぜか湯野温泉へ移動することに!
大田では競艇好きのどさけんさんが、美祢出身の「今村豊」と予想!
それぞれの風景印には何が描かれているのか!?
お楽しみに!!
おっさんディレクター 松田大輔