王騎(おうき)と謄(とう)の話
08月22日
今日は土曜日、アーケードヒストリー明日までなのでどうぞご覧くださいませ。
唐突ですが、先日来、はまっているキングダムという漫画の話をしてもいいですか?
この漫画にすごいカリスマを持った「王騎」という将軍がいるんですね。
彼は軍略に長け、武力に優れ、何万という兵を仕切る国の軍隊長であるわけです。
で、長年にわたりその「王騎」を支えた「謄(とう)」という武将がいるんですね。
王騎も謄を認め、「自分とほとんど同じ力を持っている」というほどの実力の持ち主です。
もしも私が謄ならば、王騎の元を卒業して独立し、新しい軍隊のトップになろうと思うかもしれませんが、
謄ははひたすら王騎に忠誠を誓い、王騎の死のその時まで副将として軍をまとめることに徹するのです。
ずっと2番手として人生を歩み、王騎の死後、彼の意志を受け継いで部下の兵をまとめることになります。
何が言いたいのかといえばこれ、ほとんど渡哲也さんなんですよね。
渡さんが石原裕次郎さんに寄り添い、死後に石原軍団をまとめ上げたことと、キングダムの謄の生き方が似ていると思ったのですね。
渡さんだってすごい俳優です。
石原軍団ではなく渡軍団を作ることだってできるのに、そうはせず、裕次郎さんの死後33年間も軍団を支えるなんて、普通の人間にはできることではございません。
王騎と謄、裕次郎と渡、男と男の絆。心が揺さぶられます。
渡哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
(※番組とはまったくもって関係ないけど…。)
さて来週は滝企画をお送りしようと思います。
中市商店街の調査は引き続き継続中です。
ディレクター 松田大輔