地福郵便局
03月02日
DVDは届きましたでしょうか!?
是非ご覧くださいね!!6弾も頑張ります!!
さて今週は阿東町の地福郵便局へ行ってまいりました。
地福ならだれでも踊れる”蹴出し踊り”というものが描かれておりました。
結構あっさりご紹介しちゃったのですが、地福ならだれでも踊れるという11文字の修飾語にとてつもない歴史文化が詰まっていることに、改めて感動しております。
皆さんが住んでいる地域に”だれでも踊れる踊り”ってあります?
普通ないですよね。
そんな文化が400年も伝わっていることはすごいことです。今週出てくれた中学生が大きくなっても踊りが継がれていってほしいと心から思います。
インターネットに踊りの歌詞が出ておりました。なかなか興味深いことが描かれております。
蹴出し踊り(阿東町)
(ハーヨイトコセー ドッコイセー)
けだし踊の由来を申そ
アリャリャ コリャリャ
ササナンデモーセー)
(はやし言葉以下略)
2.稔り豊かな 稲穂がそろた
今年ゃ豊年大満作じゃ
3.緑したたる 地福の山に
今年ゃこずえが天までとどく
4.貧乏神を 蹴り出す踊り
老いも若きも上手に踊ろ
5.唄や言葉は 変わってきても
手ぶり変らぬけだしの踊り
「この踊りの由来を申します」と。
これは珍しいのではないでしょうか?歌詞が踊りの説明になっているのです。
つまり踊りながらに踊りを見に来た人に蹴出し踊りを語り継いでいるという仕組みになっております。
やっているだけで広告効果があるのです。
さすが400年の歴史を今に受け継ぐ”だれでも踊れる踊り”なのであります。
そして2番から4番でいよいよその由来が語られます。
要約すると豊作を祝って、貧乏神を蹴り出すのがその由来のようです。
足を前に出すようなしぐさは、貧乏神を蹴り出すことから来ているということが分かりました。
分かったからどうというわけではないのですが、参加者・見学者は蹴り出す対象が貧乏神であったのかと納得させられることになります。
そして最後に5番。
「唄や言葉は変わってきた」「でもずっと手振りは変わらない」と結論を持ってきます。
1番で由来を言うと宣言しておきながら、「まあ、最終的には歌詞はいろいろ変わってきて、今はこれになってんだけどね」というあいまいな感じで終わるのです。
僕はこの踊りの歌詞を見て、やはり長く続けるというのは「楽しい」というのが一番だと感じました。
やっぱり楽しくないことを続けようとしてもいつか無理がでるわけです。これは今の世の中でも同じ。
だれかに押し付けられてやらされるような事なんて長続きしませんから。
「もう難しいことなんてどうでもよくね!?」みたいな。
まずは自分たちが楽しんで、この楽しさをほかの人に伝えようとして、その結果楽しさが広まっていったものが”長続き”するわけですから。
僕たちも風景印220景を今よりもっと楽しんでやろうと思います!残り60局ですが長く続きますように!!
来週は徳山郵便局です!何がでますやら!!!