今週はマウンテンヘッドファイアーもでます。
01月25日
SMAP・ベッキー・カトパン・39年ぶりの大雪…
「にんげんのGO!」どころではないのはわかっています。
何を隠そう私もです。
家で落ち着いて自分の番組見てる場合じゃないほどビックニュースが立て込んでおります。
しかし、恥を忍んで言いましょう。
「にんげんのGOも見てね!」
さて今週の番組はごちゃまぜSPです。
「風景印220景+空中散歩+大正通りぶらり」
「小郡」を共通項に様々な角度からお届けしております。
料理でもあまり具材を混ぜたらケンカしちゃっておいしくなくなることは多いのですが、ウチは違いますよ。
風景印で足りないところを空撮がカバーして、さらには藤田リポーターの足を使った現地取材で細部を洗い出す。
面白かったのが風景印で訪れた其中庵。(行ったら真っ暗だったんですけど)
種田山頭火が昭和10年から6年~7年ほど暮らした庵だそうですが、改めて昼間に行ったら隣に休憩所があってそこにあまり見慣れない写真が飾ってありました。
内心思いましたね。
「汚ねーおっさんだな。」と。
特に2枚目の写真なんて、もはや日本ではないですよね。
(文明の利器と言えは山頭火が描けているメガネくらい)
ただ僕はこの写真にリアルを感じました。
案内看板などでよく見る「漂泊の俳人・山頭火」という言葉。
ついつい聞き流していましたが、人間が漂泊すれば「こうなる」ということがこの写真にハッと気づかされたのです。
こんな(と言っては失礼か…。)生活をしていたからこそ、何かが見えて、あんな句が生まれたのでしょう。
同じ時代を生きていない私たちは、彼の作った句だけを見てすごい人だと思いますが、同時代を生きた周りの人はどう感じたのか。
好き嫌いの別れる”ぶっ飛んだ人”だったのは想像に難くありません。
…てなことを想いながら大正通り商店街をロケしておりますれば、藤田リポーターが気になったというお酒屋さんへ入りました。
昭和8年創業の岩城酒店さん。珍しいものがたくさんありました。
ビール樽とか、昔の冷蔵庫とかいろいろ。(詳しくは番組で。)
ロケをしてたらお店の方が面白いことをいってました。
「親が店をしてた頃は、種田山頭火が来たんだよ。」
山頭火が小郡に住み始めたのが昭和10年。岩城酒店はすでに開業しているからおかしな話ではないわけです。
「父は俳句が好きだったからそうではなかったけど、母は山頭火を嫌っていてね~。」
何でかと聞くと
「あの人、めちゃくちゃ汚かったからさ!」
これが歴史のリアルなのです。
小郡の歴史を感じつつ、2015年の新山口駅付近の空撮を見るとなんか不思議な感覚に襲われました。
「ああ、人は生きている!時は流れている!」
当たり前のことですが見方を変えると発見も多いと感じた今回の放送でした。
「センテンススプリング」に飽きたら、「マウンテンヘッドファイアー」もよろしくです!
2月と3月は放送時間が変更にがあります。
11:25 14:25 19:25 23:25 の4回になります。
申し訳ありませんが宜しくお願いします。
あとDVD5弾のプレゼントの応募受付は今週いっぱいです。急げ!
ディレクター 松田