ロケハン。そしてアウトプット考。
06月20日
土曜日です。
2回目の投稿です。
天気が良かったので、いつか行こうと思っていた場所へロケハンに行ってきました。
ロケハンというのは下見のことです。
ただ同じロケハンでも、私の経験上2種類あります。
一つ目は段取りよく撮影をするための確認作業的な意味合いのロケハン。
この場所で撮影をして次の場所まではどう行けばよいかとか、この時間はどのくらい人通りがあるかとか、日当たりはどうだとか。
近々あるロケのシミュレート要素が強いものです。
そしてもう一つは全くゼロからロケ対象を探すためのロケハン。
テーマにあう人やお店はないか探したり、じっくり観察をしたり・目肌でかんじたり。
実際に現地に赴き、撮れ高の多少を想像する意味合いのものです。
少し突飛ですが「ロケ」を「結婚」に例えるとすれば、前者のロケハンはウエディングプランナーと結婚式のプログラムをチェックするようなもの。
後者は、合コンやお見合いをして結婚相手を探すようなもの。
同じロケハンでも大きな違いがあるわけです。
今日のロケハンは後者です。
まったくゼロからのロケハン。
現実にロケできるかどうかは行ってみないとわからないという不確定要素の多いものでした。
ネットで見つけた隧道を実際に目で見てきました。
場所は岩国市と周防大島町。
会社からはけっこう遠い。でもいつか行かないといけない場所でした。
結論を言えば2か所とも「ロケ行ける!きっと面白くなるぞ!」と思いました。
こんなことはめったにないです。
ロケハンに割く時間をつくれた上に結果もよし。
今日一日はとても贅沢な時間の使い方をさせていただきました。
隔週更新になって(=つまりアウトプットの頻度が減って)仕事量におけるインプットの割合が増加しています。
これまでは人手不足・時間不足のため、いかに効率的にインプットできるかということに神経を使っていました。
コロナのために生まれたこの期間はこれまでおざなりにしていたアウトプットについてちゃんと考える期間なのかもしれません。
アウトプットする場所を変える。方法を変える。頻度を変える。量を変える。蓄える。アウトプット端子を増設する。
やり方はいろいろあるはずです。
楽しんでもらえる番組を作ることには引き続き力を注ぎながら、出来上がったものをどうやって皆さんに届けるかというところにももっと頭を使う必要があるのではないか。
これからのディレクター・演出家はそういう能力も必要なのではないか。
そしてアウトプットを変化させれば新しい形も生まれるかもしれない。
こりゃあ可能性しかねえぞ!!!
…帰りの車でこんなことを考えたのです。
もう13弾になるDVDのプレゼントというのも、通常放送と異なるアウトプットの手段です。
意識せずにやってきたことですがこれはとてもよい選択をしていたと思うし、手間はかかるけれど今後も大切にしたいと思っています。
毎週消費される番組から残る番組、そしていつでも引き出せる番組。
ただ月曜日に放送すればOKでしょ。みたいな感覚は変えていく必要があるのではないかと思うのです。
私が思う思わざるに関わらず変わっていくのかもしれませんが。
自発的にやったほうが良いですよねぇ。
どうですかねえ?
話がごちゃごちゃしましたが、まあとりあえずDVD13弾、もらっちゃってください!!
応募は上記のメールフォームから!!!
ディレクター 松田大輔