バカバカしさと肉と骨。
03月06日
もう3月ですって!
レノファもホーム開幕戦を迎えましたし、弊社の隣ではスタバのOPENにむけ何やら工事が始まっていますし、あのこってりのラーメン屋もついに開店して大行列。
いろいろと新しい季節が動き出した感がありますね。
この番組は新しいお店もスイーツを取り上げることもせず、ただひたすら風景印に描かれているもの(ときどき空撮・スナック)を紹介するだけですので、時の流れに鈍感になりがちです。
しかしそれはそれでよいものだなと個人的には思っております。
今日こんなお葉書をいただきました。宛名はなくマジックペンでさらさらとこのように書かれていました。
「最近大阪から山口に来たものやけど『人間のGO』見て(バカバカしくて)感動しました。
大映大スター「長谷川一夫」の名が出てだれや思ったけど「肉と骨」のたわむれじゃないか。
長谷川はん、手よく洗いなはれや。」
元大映撮影所関係者より
最初、苦情・ご批判のお手紙かとも思ったのですが、何度も読んでいると大阪の方のほっこりとしたニュアンスが感じ取れました。
(私が大阪に住んでいたこともあり、またポジティブだからかもしれませんが?)
長谷川さんが腹痛で欠席したことを「手を洗いなさい」と気にしてくれていますし(笑)
特に私がうれしかったのが”バカバカしくて”という言葉と”肉と骨のたわむれ”というキーワード。
「バカバカしい」というのは最高の褒め言葉です。
やっていることは時間とガソリン代の無駄遣いだし、バカバカしいとは思いながらも全員真面目にやっています。
つまり「バカまじめ」でやってます。
バカですが真面目なので、ウソだけはつかずにやれずに来ております。
あと「肉と骨のたわむれ」。
これはもう、あまりにぴったりはまる言葉のセンスで、吹き出してしまいました。
どさけんさんと長谷川さんは肉と骨だったんだ(笑)
3月・4月はこのお葉書の方のように放送エリアに新しく来られる人もいれば、出て行かれる人も多い季節です。
視聴者の皆さんの生活に変化があっても、相変わらず、”肉と骨”が”ばかばかしくたわむれます”。
無変化の安心も必要ですよね。とりあえずゴールまでは”無変化”に頑張りたいと思います。
引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
さて、今回は195局目の豊浦川棚郵便局を紹介していますが、歴史のある温泉街のお寺をこれまた長い人生を歩んできたベテランガイドが案内してくれています。
編集しながら気づいたのですがテレビに映っている人最年少が41歳のどさけんさんで、次が57歳の長谷川さん。そして3人のガイドさんたちはおそらく60オーバー。
いまどきこんな番組も少ないのではないでしょうか…。
絵の具で言えば焦げ茶色。
ピンクやエメラルドグリーンみたいな華やかさは皆無です。(ベストだけは明るいオレンジだけど…)
少しは若いリポーターにご出演をお願いすべきかな…。
ほら、若い女の子に最新スイーツなんか紹介させて、細身のイケメンにかっこいく料理でもさせようかな…。
さすがの地味さにちょっとだけ心配になりました(笑)
しかし、内容はベテランならではの知識と自由さが前面に出ていたため、少しゆったりとした編集でいつもの2割増しのゆるさでお送りしています。
どうぞ!お楽しみください。
ディレクター 松田