スタンプカードラリー「かわいい」連発の沖永さん
10月07日
おはようございます。今日から番組更新でございます。
スタンプカードラリーのメンバー3人はそれぞれがそれぞれの役割を全うされていて素晴らしいと思っております。
プロ野球でも本当は外野手なのに、いろんなチーム事情で内野手をしないといけないとかあるじゃないですか。
このメンバーにはそういうことはありません。
もう全員が適材適所に活躍をして番組を作ってくださっています。
なのでとても大好きな企画なのです!!
ありがたやありがたや。
今回は長門市のかわいいお店「COLOR+03.name」さんにお邪魔しました。
だれかに何かをプレゼントしたいなーと思ったら、迷う前にここに行けばだいたい解決するのではないでしょうか。
COLOR(@color_staff) • Instagram写真と動画
ロケでいろいろ商品を見せていただきましたが、ロケがずいぶん前のことですので、そこはご了承くださいませ!!
今回はこちらで買った商品を視聴者プレゼントいたします。
どさけんさんセレクションのスイカ柄のサンダル
沖永さんセレクションの花柄のソックス
この2つをセットで1名様にプレゼント!! お申し込みは上記のメールフォームからお願いします。
さてさて、今回のロケのお話。
このお店で一番言葉を発し、テンションが上がっていたのが沖永優子さんでした。
前回のお花屋さんでもそうでしたが「かわいい」「かわいい」の嵐。
的確な言語表現で伝えようという語彙力や、商品を上手に見せようとするようなテクニックはほぼ皆無(笑)
ひたすらに商品に触わり、ときにカメラマンの存在すら忘れるほどの勢いでその感想をぶちまける。
あんなにもベテランなのに、時々、女子高校生のようなピュアで乙女な一面を見せてくれることにディレクターとしては驚かされるばかりでございます。
このような行動は沖永さんの計算なのか、はたまた天然なのか。
私はタレント沖永優子の底知れぬ実力をかねてから読みあぐねているのです。
とんでもなく深いか、もしかするととんでもなく浅いかもしれない(笑)
どちらだったにせよ その度量の大きさは私のような普通の人間のものさしでは測れないのです。
ここまで書いていて、坂本龍馬の西郷隆盛評を思い出しました。
勝海舟に「西郷隆盛はどんな人物だったか?」と尋ねられた坂本龍馬はこう評しました。
「大きく叩けば大きく響く、釣り鐘のような男だ。
もし、馬鹿なら大きな馬鹿で、 利口なら途方もなく大きな利口だろう。」
沖永さんは龍馬のいうところの西郷隆盛のような人物なのかもしれない。
西郷といえばどさけんさんの代名詞でしたが、内面に関しては沖永さんこそ西郷さんなのではないでしょうか。
「西郷隆盛が現代によみがえり、なぜかテレビタレントになってる」
私は沖永さんについてこう考えることで、少し強引に自分を納得させることにしたのです(笑)
沖永さんは自分の感情をまげて(ウソ・演技して)表現するような人では決してないので、「かわいい」と言う気持ちは本当だし、テンションが上がっているのは本当。
しかし100%天然なのかというとそうでもないのかもしれない。
20年以上もカメラの前に立っている人なわけですから、テレビのことは誰よりも分かっているし、自分の行動がどう映るのかということは計算できているはず。
それを踏まえた上で「かわいい」をのみ連発している。
そういう行動こそ商品をよく見せるテクニックなのかもしれない。
…いやまてよ。
それは私の考えすぎで、ただ何も考えずにただ「かわいい」って言ってるだけで、100%天然なのかもしれない(笑)
私の考えは堂々巡りを繰り返し、ただカメラに写っている現実をつなぎ合わせ、解釈を視聴者にゆだねることしかできません。
ただ、この”よくわからない”ということを含めて、画面に映る華やかさや明るさ、県内のお店の知識、そのトータルこそが沖永さんの魅力であるのは間違いなく、他局ではありますが、土曜朝の山口県を20年も輝かせています。
これは本当にすごいこと。だれか代わりに同じことができるはずもありません。
西郷隆盛は生涯に一枚の写真も残しませんでした。
しかし私たちは幸運にも沖永優子を最低でも週一で見ることができます。
今となっては評価の確定が難しい西郷の人物像ですが、同じ時代にいる沖永優子についてはつかめることができる可能性は残っています。
私は今後とも、スタンプカードのロケを通して、山口県を代表するタレント沖永優子について深堀していきたいと思っています。
分からなければそれで面白いし、分かればそれはそれで面白い。
タレント陣の懐の深さこそ、未来の番組の残量ゲージなのであります。
ディレクター 松田大輔