シロウオと灯台
04月18日
おはようございます!もう火曜日でした!!
今週はおなじみ「風景印の忘れ物」のコーナーをお送りしております。
これまで撮影に行ったけどタイミング合わず撮れなかった風景をお届けする企画です。
本編は199局のまま足踏みとなりますがご了承ください。
まずは2015年に行った萩新川郵便局で、当時撮影できなかったシロウオ。
松本川河口で春にとれるハゼ科の小魚で、萩ではこれにポン酢や酢醤油をつけて生きたまま食す「踊り食い」が有名です。
いろんなテレビ番組でレポーターの人がキャッキャ言いながら食べるのを何度も見ていましたので「うちの番組でもやってみたい」とかねてから思っていました。
そこでさっそくシロウオを手に入れて どさけんさんに食べてもらったら 少し想像したのと違うリアクションが返ってきたのです。
「ポン酢の味しかしないよ!」
これまでのテレビではシロウオが口の中でぴちぴちと暴れることにばかり気を取られ、どのレポーターもポン酢味であることを伝えていなかったのではないでしょうか。
ぼくもてっきり「口の中で魚が躍り狂うという非日常のありさまに戸惑う芸人」という画を想定していたのですが、極めて冷静にポン酢味のレポートを受けたことに少しがっかりしたのでした。
こんな結果になってしまったのには原因があります。
①ポン酢を入れすぎた
改めてVTRを見返すと結構な量を入れているのがわかります。
そのポン酢の海にシロウオはたったの2匹。これではポン酢味しかしないのは当たりまえ。
②シロウオの生きが悪かった。
ポン酢をいくら入れすぎてもそれに見合う量のシロウオを入れたらよかったのですがそうもいかなかったのです。
だって元気なシロウオがあまりいなかったから…。
ロケの都合で現地・萩にまで食べに行く時間がなかったので、前日にシロウオを用意していたのですがやはり生もの。
酸素不足で結構な量のシロウオがお亡くなりになっていました…。
結果どさけんさんの口にまで到達できるシロウオも限られたうえ、そのシロウオですらピチピチとは程遠い状態だったのです。
③リポーターがバカ正直だった。
いくらシロウオが元気なくてもリポーターが「うわーピチピチ!」というリアクションを取ればいいだけの話です。
だれもどさけんさんの口の中のことなんてわかりませんから。
しかし、こんなウソをついてだれが得をするのでしょう。正直者のどさけんさんはそのまんまの感想を言ってしまったのです。
「ポン酢の味しかしない」と。
※余ったシロウオはスタッフでおいしくいただきました。
(ぬめりを取る)
(衣をつける)
早朝の新山口駅でシロウオのモーニングを食したところで長門市へ…。
ここからは秋津省五くんという視聴者さんと一緒。省五くんは番組を見てから風景印集めを始めたスーパー小学生です。
すでに170局以上集めたうえ、お父さんの出張で手に入れた国の中枢機関の風景印をゲットしています。
(風景印に囲まれる省五くん)
なんどかお父さんとメールのやり取りをしていましたが今回が初めてのご対面です。
とてもはきはきしていて将来楽しみな少年なのでありました。
そんな秋津さん親子と昨年訪問した黄波戸郵便局で撮れなかった「今岬灯台」を撮影するのが目的です。
今岬灯台には前回大変苦労してあきらめた因縁の場所。
(↑へとへとの帰り道)
「陸路がだめなら海路がある!」
青海島を見学するテイで青海島遊覧船に乗り込み、反対側の今岬灯台を激写するという作戦にうって出たのです。
はたして今岬灯台を撮影することはできるのか!?
次週に続きます。
(今岬灯台を求めて…クルーたちと。)
ディレクター 松田