「相棒」ができるまで。
06月17日
おはようございます。
今週は風景印220景のDVDの告知をしております。
昨日は代休をいただいており、今日の朝、さっそくたくさんのご応募をいただいているのを見てホッとしています。
番組では風景印はゴールしていますし、告知の内容が内容だったので(笑)
今回の風景印のDVD13弾を作るにあたり全部を見返しましたら、やはり一番印象的だったのがどさけんさんの例の事件でした。
郵便局をめぐる番組でいろいろと名所を紹介するのがメインなのに、このようなアクシデントのほうが記憶に残るというのも皮肉なのものです。
まあ、得てしてこのようなことって多々ありますよね。
例えば私の高校時代の話。
修学旅行で東京に行ったのですが、どこに観光したかはあまり記憶にのこっておらず、ホテルに戻るのが遅れて先生にこっぴどく叱られたことばかりを鮮明に覚えております。
また遣唐使と遣隋使の区別はすっかり忘れましたが、小野妹子が女じゃないということは確実に覚えております。
人の記憶は本当にいいかげんで、重要なことほど覚えているというわけではないんですよねぇ。
(むしろどうでもよいことばかりを覚えている)
でありますから、そりゃ「〇〇〇を漏らす」という出来事が起きれば、他の記憶は後回しにされるのは必定なのでございます。
当時私たちは郵便局の前で”どさけんさんのトイレ探しの旅”を待つ側だったので、彼がどのような経路でどのような思いを胸に抱いていたかを知らずにいました。
そこでこのDVDを機に当時のことを知ろうと。
つまり「現場検証」です。
こうなったら、刑事が必要だ。刑事ならどの刑事がよいか。
相棒がいいんじゃないか。なら長谷川さんは杉下右京だな。
もう空想はどんどん広がるわけです(笑)
岡藤君に杉下さんの相棒をしてもらおう。どの相棒でもいいけどまあ反町さんの服ならスーツで簡単かな。
寺脇さんのジャケット(MAー1)は持ってないからな。
…で相棒になりました(笑)
まずは相棒のOPの撮影からだ!
レトロな建物が良いので旧県庁・議事堂でロケを行いました。
建物はかっこいいのに、やっていることは情けない…。
で、今度は別日に犯人(どさけんさん)を萩に呼び出して手錠と腰ひもをつけての現場検証です。
かわいそうかとも思いましたが、どさけんさんは「よくぞ弁明の機会を設けてくれました」と喜んでやってくれました。
そうですよね。
漏らした側にも漏らすだけの理由があったのですよね。
それを5年間も漏らしたという事実だけで茶化されちゃって。
やはり物事は一つの側面だけで判断するのは避けるべきです。
実際に萩を歩けば彼の思いが伝わってきました。
あの複雑な道を5年たった今でもそのとおりに歩けるわけですから、彼にとってもあの事件がいかに大きな出来事だったかがわかりました。
そんなこんなで少々とんがった紹介になりましたが風景印220景のDVD13弾、80名様にプレゼントいたします。
興味のある方はどうぞご応募をお待ちしております。
(上記のメールフォームが簡単です。はがきやファックスも可)
一応補足しておきますと、この事件のせいで他の郵便局のお話がかすんでしまいましたが、実はどれも傑作そろい。
油ののった時期のエピソードが8つも入っています。
次回以降のブログでDVD13弾の内容についてのお話をくわしく紹介いたします。
ディレクター 松田大輔