みんな、からあげはお好き?
今月はニワトリをテーマにした『からあげ物語』をお送りします。
この曲は、私の生きものシリーズで最初に出来た曲です。
というのも、芸能スクールのレッスンの途中、昼休憩で唐揚げ弁当を食べていたら、
スクールの社長に「その今の美味しい気持ちを、即興で歌にしてみなさい。」
と言われたのです。
そこで私は恥ずかしさもかなぐり捨て、
僕は生まれた!後ろを見たら白いカケラ…ピヨッピヨッピヨ!!!
とギターを片手に歌いだしました。
すると社長に言われたのです。
「唐揚げがおいしいという曲じゃなくてニワトリになっている。
これはちょっと面白いかもしれないね。」
そこから人間ではなく、生きもの目線の歌を作るようになりました。
よく考えれば、
私は生まれた時からニワトリ14匹と暮らしてきました。
鶏小屋に入ればニワトリの一員になったような気がして誇らしく、
仲間のように感じていました。
小学校から帰ればヒヨコが孵っていて、
親鳥のあとをついて歩くのをひたすらに眺めていた記憶があります。
また、私の母は酉年でして、そのせいか、
ココココとニワトリのように少々急いた雰囲気で用事を行うところがあります。
「前だけ見て、突き進む!いくぞー!!」というような熱い性格も、
ニワトリのようだと感じていました。
サビのフレーズは、その母親の姿から頭の中に生まれたものでした。
そんなこんなで生まれた『からあげ物語』。
皆さんにはどのように感じていただけるでしょうか。
ぜひ番組を見た感想なども、
メッセージをお寄せいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋真実