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山口市広報番組
「このまちに愛たい」

12月1日~31日 放送  レポーター:高橋 真実

自分らしい生活を取り戻す~フレイルの改善~

みなさんは「フレイル」という言葉を知っていますか?「フレイル」とは、健康と要介護との中間の状態のことです。「フレイル」をそのままにしていると、日常生活がままならなくなり、介護が必要な状態に進んでしまう可能性があります。

今回のこのまちに愛たいでは、フレイルになった方が、再び元気を取り戻し、自分らしい生活に戻れるよう、
予防と改善方法をご紹介します。

フレイル

「フレイル」とは、日本語にすると「虚弱」という意味です。老化による変化だけでなく、病気やけがなどがきっかけとなることや毎日の活動量が少ないことが原因になることが多く、誰にでも起こる可能性があります。「フレイル」は「身体のフレイル」だけでなく、気分の落ち込みや認知機能の低下などが起こる「心のフレイル」や人との関わりが少なくなって孤独感が高まる「社会的なフレイル」もあります。
フレイルサイクル

毎日の家事や趣味などの活動量が落ちることがきっかけで、食欲がわかずに食べられないことがあります。そのような状態が続くと低栄養になり筋力が衰えるという悪循環が起こります。これを防ぐためには、毎日をいかに活動的に過ごすかが重要になります。「フレイル」に早めに気づき、適切に行動することで、健康な状態に戻ることができます。
   
地域包括支援センター
フレイルの相談場所
山口市では高齢者の総合相談窓口として、市内10か所に地域包括支援センターを設置しています。地域包括支援センターの専門職員は、フレイルの予防や対策について、一緒に考えることができます。地域包括支援センターではフレイルの疑いのある本人の自宅へ理学療法士や作業療法士などリハビリ専門職と一緒に訪問します。一人一人の状況に合わせて介護予防の方法を丁寧に考えます。


フレイル改善へ「3か月間の短期集中型サービス」
介護老人保健施設アーユス
介護老人保健施設アーユスではフレイルの方が、再び「自分らしい望む暮らしを取り戻す」ことができるよう、個別の状況を踏まえサポートをする、「3か月間の短期集中型サービス」を行っています。短期集中型サービスは要支援1・2または基本チェックリストに該当する65歳以上の方が対象です。リハビリ専門職や管理栄養士が週に一回、面談を中心に行い、フレイルからの改善を目指しています。

「3か月間の短期集中型サービス」の内容
一週間の取り組みと目標
セルフマネジメントシートに一週間の取り組みと目標を書きます。専門のスタッフと一週間の生活を一緒に振り返りながら、アドバイスや次の目標設定を行います。サービスが終了する3か月後の目標も考えます。サービスを利用してもうすぐ3か月の水津益子さん80歳。5年前に娘と同居するため萩市から山口市に生活拠点を移しました。生活環境の変化やコロナ禍の影響もあって、心のフレイルになりました。3か月後の目標は友達を誘って温泉に行くことを3か月後の目標にしています。
山口市健康福祉部高齢福祉課
083-934-2792
フレイルを改善するために、一日一日をどのように過ごしていくのか。健康を維持するためには、どのようなことに気を付けていく必要があるのかなど、自分自身の介護予防のあり方を自分で考えていきます。山口市では、「自分らしく、元気に暮らし続けられる」ことを実現するため、様々なサービスを行っています。フレイル対策は早めの対応が肝心です。「最近元気がない」「生活の困りごとがでてきた」などと心配な場合には、まずは早めにお近くの地域包括支援センターへ御相談ください。

放送時間

月~日 毎日放送
① 07:35~07:50
➁ 12:05~12:20
➂ 22:05~22:20

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